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ISBN 10 : 4276211298
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目次 : ◆I. 樂に寄す / 本物の演奏芸術 「内容のある」内田光子のモーツァルト / 未来のシューリヒト 上岡敏之の「格の高さ」が伝わる≪第九≫ / ぼくの宝物 「味のある」ランドフスカのモーツァルト / 芸術家・畑中良輔の真骨頂! 85歳メモリアル・コンサートでの男声版≪水のいのち≫ / 日本びいきの名匠 リリー・クラウスの練れた名人芸 / 遊び心を生かす闊達さ ハイドシェックの「緩急自在」なベートーヴェン / やっと聴けたリサイタル 「師を超えた」遠山慶子のドビュッシー / ≪第九≫を語る 経験を積むほどに偉大さを実感する音楽 / これからの指揮界を託すにたる男 上岡敏之/ヴッパータール響 来日公演レポート / “問題作”を聴きに 物足りなかったプレトニョフの指揮 / 音楽の女神の復活を待ち望む 諏訪内晶子、80点の現在 / 妖精世界の音楽 ジャニーヌ・ヤンセンによる至福のメンデルスゾーン / 20年ごしの力作 初演、初録音にまつわる興味深いドラマの数々 / 蓄音機の銘器と、幻のサウンド E・M・Gと秋葉良彦氏オリジナル・スピーカー / 老匠と若手に聴く「音楽を演奏する意味」 完熟のベートーヴェンと、自在な≪椿姫≫と / 魅惑のオペラ映画 見事な演出の≪ホフマン物語≫に大拍手! / 強い情熱と強烈な個性 ベートーヴェン演奏に不可欠なもの / 空前絶後の名演 そくそくと身にしみる朝比奈隆の聖フロリアン・ライヴ / 眠れなくなるほどの感動 ロベルト・ホルの世界最高の≪白鳥の歌≫ / まるで一大シンフォニー 内容豊かな、上岡敏之指揮の≪魔笛≫ / 至福のハーモニー 斬新なラトルの≪田園≫ / われわれの知らない指揮者像 主観的だが興味深いオーケストラ楽員の言葉 / 自分史上三指に入る超名演 モーツァルトに拮抗するファジル・サイの天才性 / 窮極の結晶化か、それとも破壊か フルトヴェングラーの≪第九≫聴き比べ / 豪華絢爛たる舞台芸術 「十二夜」に見る歌舞伎の醍醐味 / 宗教音楽史上の至宝 スクロヴァチェフスキの新鮮な≪ミサ・ソレムニス≫ / 妖精ふたたび ジャニーヌ・ヤンセンの濃厚なチャイコフスキー / 芸術家は“アダルト・チルドレン”!? ベートーヴェンの女性関係をめぐる二冊の本 / 芸術家体験から生まれた深い思索 遠山慶子の素敵なCDブックを読み、聴く / 心にしみ通る詩情 ドビュッシー≪子供の領分≫の尽きせぬ魅力 / 魔法の手を持つピアニスト みどり・オルトナーの幅広な表現力に圧倒される / 日本初のオペラは明治生まれ 北村季晴≪ドンブラコ≫のもつ「モダンな美しさ」 / 指揮者になるために生まれて来た男 パーヴォ・ヤルヴィの卓越した音楽性 / 今いちばん聴きたいピアニスト 極上のピアニッシモに聴く内田光子の真価 / ドイツの田舎から来た指揮者(!?) クリスティアン・ティーレマンのユニークな≪運命≫ / きわめて高級な芸術性 上岡敏之のハイ・クラスな魅力 / 1947年5月25日のフルトヴェングラー 正規音源でいま蘇る感動の≪運命≫ / ◆II. 掌話の玉手箱 / 初体験は60年前! フルトヴェングラーに感じたスケールの大きさ / フルトヴェングラーと≪リンゴの歌≫ 楽士にあこがれる深い精神性に彩られた音楽 / 老朽な名人芸とたぐいまれな芸術性 シューリヒトのモーツァルト≪プラハ≫そして≪レクイエム≫ / クナッパーツブッシュが尊敬する作曲家 仰ぎ見る存在としてのワーグナー / 真に個性的な音楽 上岡敏之は世界一の指揮者だ! / とっておきをここに! 全盛期ウィーン・フィルのSPを聴く / ただごとではない風格! 名器クレデンザで聴いたシューマン・ハインクの<魔王> / とろけそうなロマンティシズム 絶品の≪赤とんぼ≫に聴く松原操の歌唱力 / フレージングの不思議 聴き方次第でまったく違う≪舞踏への勧誘≫≪悲愴≫ / 白熱のベートーヴェン解釈 クラシック音楽における指揮者の重要性 / いよッ十八番! 眼福の極みであった菊之助と玉三郎 / 絶讃に異議あり! 談志の「芝浜」、下手ではないが / 名人の舞台に漂う色気 手品の新太郎、落語の喬太郎で堪能した本物の芸 / 志の輔はいいよ、おすすめ! 落語中心の生活で歩き続ける超名人への道 / 名人の花盛り、 文楽、圓生から志の輔まで、落語は楽しい! / ぼくの好きな寅次郎 欠かさず見た「男はつらいよ」全48作 / 「お腹がすいても存じませんことよ」 小津映画に見る日本語の美しさ、しとやかな立ち居振る舞い / 最高のエンターテインメント! 「隠し砦の三悪人」の比類なき痛快さ / いかなる宝石をもってしても敵し得ない 片岡眞太郎が生涯を通じて追求する「ブルー」の深さ / “日本のピカソ” 堀越千秋が見せる無尽蔵の才能 / ネズミの引っ越しは苦難の連続 動物好きにはたまらない松浦寿輝の夕刊連載小説「川の光」 / 美しく、はかないモーツァルト 緻密な筆致の宮本輝『錦繍』を読んで / 古代史には夢がある 邪馬台国は福岡にあったのか?! / 四の五の言わずに蹴倒してくれる 『41歳からの哲学』に読むクールな生き様 / 『国家の品格』とは ベスト・セラーが示唆する日本人のあり方 / 無限の空間の広がりを“一瞬”に見る 『夢見る科学』が説く、教育のありよう、大宇宙の不思議 / アナログ生活のすすめ 大切な子供たちが情操豊かに育つために / 大きい声を出して読もう 講談社創立者の朗読重視の教育論 / パソコンやケイタイがなくても! 不便で貧しかったが、本当に美しかったむかしの日本 / にっくき五千円札、愛しの二千円札 慢性千円札欠乏症者の心の叫び / 最近考えていること 日本社会の今が抱える「心のマイナス」 / 名作『美味しんぼ』の世界 美味の追求にとどまらず、「食」の危機を叫び続けた20年 / 名店“ほかけ”一筋のこの頃 昔ながらの江戸前すしの極上の魅力 / パリでの3か月 執筆生活50周年を迎えて / パリ日記2004 「黒歌鳥」はどこへ? / パリ日記2008 ヨーロッパ・アルプスを堪能! / パリ日記2009 健在だった「黒歌鳥」 / 脳髄がしびれる極上フレンチ ミシュランが選ぶ日本の極上食卓 / 魅惑の景観 大内宿で江戸時代にタイムスリップ / 霊泉はどこへ? 本当にひどい日本の温泉事情 / 「お熱いのがお好き」ではない人へ ぬる湯を愉しむ「自在館」と「白根館」 / 実感を伴う自然を求めて 東京近郊の「寺家ふるさと村」で自然を満喫 / 奈良を歩く 興福寺・阿修羅像は世界屈指の芸術作品だ / 夢の只見線! 感動的な車窓の風景 / がんばれ、東武鉄道! 美しい50000系誕生のエピソード / 鉄道博物館に行こう! 国宝級の御料車をはじめとし、見どころの多い展示の数々 / 縄文語の謎、クハの謎 いま知りたいこと、わからないこと / あとがき
【著者紹介】
宇野功芳(1930-2016) : 1930年生まれ。国立音楽大学声楽科卒業。合唱指揮者を目指す。しかし、高校時代、当時の名指揮者ブルーノ・ワルターに熱心なファンレターを出し、長文の返事が届いたことで、レコード雑誌から原稿依頼が殺到し、以後、心ならずも評論が主、合唱指揮は従となった。しかし、名前が知られるようになったため、オーケストラからも指揮を請われるようになり、その個性的な演奏が評価されて、多くがライヴCD化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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投稿日:2021/02/27 (土)
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