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宇野功芳樂に寄す

Uno, Koho (1930-2016)

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276211292
ISBN 10 : 4276211298
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2010
Japan

Content Description

目次 : ◆I. 樂に寄す / 本物の演奏芸術  「内容のある」内田光子のモーツァルト / 未来のシューリヒト  上岡敏之の「格の高さ」が伝わる≪第九≫ / ぼくの宝物  「味のある」ランドフスカのモーツァルト / 芸術家・畑中良輔の真骨頂!  85歳メモリアル・コンサートでの男声版≪水のいのち≫ / 日本びいきの名匠  リリー・クラウスの練れた名人芸 / 遊び心を生かす闊達さ  ハイドシェックの「緩急自在」なベートーヴェン / やっと聴けたリサイタル  「師を超えた」遠山慶子のドビュッシー / ≪第九≫を語る  経験を積むほどに偉大さを実感する音楽 / これからの指揮界を託すにたる男  上岡敏之/ヴッパータール響 来日公演レポート / “問題作”を聴きに  物足りなかったプレトニョフの指揮 / 音楽の女神の復活を待ち望む  諏訪内晶子、80点の現在 / 妖精世界の音楽  ジャニーヌ・ヤンセンによる至福のメンデルスゾーン / 20年ごしの力作  初演、初録音にまつわる興味深いドラマの数々 / 蓄音機の銘器と、幻のサウンド  E・M・Gと秋葉良彦氏オリジナル・スピーカー / 老匠と若手に聴く「音楽を演奏する意味」  完熟のベートーヴェンと、自在な≪椿姫≫と / 魅惑のオペラ映画  見事な演出の≪ホフマン物語≫に大拍手! / 強い情熱と強烈な個性  ベートーヴェン演奏に不可欠なもの / 空前絶後の名演  そくそくと身にしみる朝比奈隆の聖フロリアン・ライヴ / 眠れなくなるほどの感動  ロベルト・ホルの世界最高の≪白鳥の歌≫ / まるで一大シンフォニー  内容豊かな、上岡敏之指揮の≪魔笛≫ / 至福のハーモニー  斬新なラトルの≪田園≫ / われわれの知らない指揮者像  主観的だが興味深いオーケストラ楽員の言葉 / 自分史上三指に入る超名演  モーツァルトに拮抗するファジル・サイの天才性 / 窮極の結晶化か、それとも破壊か  フルトヴェングラーの≪第九≫聴き比べ / 豪華絢爛たる舞台芸術  「十二夜」に見る歌舞伎の醍醐味 / 宗教音楽史上の至宝  スクロヴァチェフスキの新鮮な≪ミサ・ソレムニス≫ / 妖精ふたたび  ジャニーヌ・ヤンセンの濃厚なチャイコフスキー / 芸術家は“アダルト・チルドレン”!?  ベートーヴェンの女性関係をめぐる二冊の本 / 芸術家体験から生まれた深い思索  遠山慶子の素敵なCDブックを読み、聴く / 心にしみ通る詩情  ドビュッシー≪子供の領分≫の尽きせぬ魅力 / 魔法の手を持つピアニスト  みどり・オルトナーの幅広な表現力に圧倒される / 日本初のオペラは明治生まれ  北村季晴≪ドンブラコ≫のもつ「モダンな美しさ」 / 指揮者になるために生まれて来た男  パーヴォ・ヤルヴィの卓越した音楽性 / 今いちばん聴きたいピアニスト  極上のピアニッシモに聴く内田光子の真価 / ドイツの田舎から来た指揮者(!?)  クリスティアン・ティーレマンのユニークな≪運命≫ / きわめて高級な芸術性  上岡敏之のハイ・クラスな魅力 / 1947年5月25日のフルトヴェングラー  正規音源でいま蘇る感動の≪運命≫ / ◆II. 掌話の玉手箱 / 初体験は60年前!  フルトヴェングラーに感じたスケールの大きさ / フルトヴェングラーと≪リンゴの歌≫  楽士にあこがれる深い精神性に彩られた音楽 / 老朽な名人芸とたぐいまれな芸術性  シューリヒトのモーツァルト≪プラハ≫そして≪レクイエム≫ / クナッパーツブッシュが尊敬する作曲家  仰ぎ見る存在としてのワーグナー / 真に個性的な音楽  上岡敏之は世界一の指揮者だ! / とっておきをここに!  全盛期ウィーン・フィルのSPを聴く / ただごとではない風格!  名器クレデンザで聴いたシューマン・ハインクの<魔王> / とろけそうなロマンティシズム  絶品の≪赤とんぼ≫に聴く松原操の歌唱力 / フレージングの不思議  聴き方次第でまったく違う≪舞踏への勧誘≫≪悲愴≫ / 白熱のベートーヴェン解釈  クラシック音楽における指揮者の重要性 / いよッ十八番!  眼福の極みであった菊之助と玉三郎 / 絶讃に異議あり!  談志の「芝浜」、下手ではないが / 名人の舞台に漂う色気  手品の新太郎、落語の喬太郎で堪能した本物の芸 / 志の輔はいいよ、おすすめ!  落語中心の生活で歩き続ける超名人への道 / 名人の花盛り、  文楽、圓生から志の輔まで、落語は楽しい! / ぼくの好きな寅次郎  欠かさず見た「男はつらいよ」全48作 / 「お腹がすいても存じませんことよ」  小津映画に見る日本語の美しさ、しとやかな立ち居振る舞い / 最高のエンターテインメント!  「隠し砦の三悪人」の比類なき痛快さ / いかなる宝石をもってしても敵し得ない  片岡眞太郎が生涯を通じて追求する「ブルー」の深さ / “日本のピカソ”  堀越千秋が見せる無尽蔵の才能 / ネズミの引っ越しは苦難の連続  動物好きにはたまらない松浦寿輝の夕刊連載小説「川の光」 / 美しく、はかないモーツァルト  緻密な筆致の宮本輝『錦繍』を読んで / 古代史には夢がある  邪馬台国は福岡にあったのか?! / 四の五の言わずに蹴倒してくれる  『41歳からの哲学』に読むクールな生き様 / 『国家の品格』とは  ベスト・セラーが示唆する日本人のあり方 / 無限の空間の広がりを“一瞬”に見る  『夢見る科学』が説く、教育のありよう、大宇宙の不思議 / アナログ生活のすすめ  大切な子供たちが情操豊かに育つために / 大きい声を出して読もう  講談社創立者の朗読重視の教育論 / パソコンやケイタイがなくても!  不便で貧しかったが、本当に美しかったむかしの日本 / にっくき五千円札、愛しの二千円札  慢性千円札欠乏症者の心の叫び / 最近考えていること  日本社会の今が抱える「心のマイナス」 / 名作『美味しんぼ』の世界  美味の追求にとどまらず、「食」の危機を叫び続けた20年 / 名店“ほかけ”一筋のこの頃  昔ながらの江戸前すしの極上の魅力 / パリでの3か月  執筆生活50周年を迎えて / パリ日記2004  「黒歌鳥」はどこへ? / パリ日記2008  ヨーロッパ・アルプスを堪能! / パリ日記2009  健在だった「黒歌鳥」 / 脳髄がしびれる極上フレンチ  ミシュランが選ぶ日本の極上食卓 / 魅惑の景観  大内宿で江戸時代にタイムスリップ / 霊泉はどこへ?  本当にひどい日本の温泉事情 / 「お熱いのがお好き」ではない人へ  ぬる湯を愉しむ「自在館」と「白根館」 / 実感を伴う自然を求めて  東京近郊の「寺家ふるさと村」で自然を満喫 / 奈良を歩く  興福寺・阿修羅像は世界屈指の芸術作品だ / 夢の只見線!  感動的な車窓の風景 / がんばれ、東武鉄道!  美しい50000系誕生のエピソード / 鉄道博物館に行こう!  国宝級の御料車をはじめとし、見どころの多い展示の数々 / 縄文語の謎、クハの謎  いま知りたいこと、わからないこと / あとがき

【著者紹介】
宇野功芳(1930-2016) : 1930年生まれ。国立音楽大学声楽科卒業。合唱指揮者を目指す。しかし、高校時代、当時の名指揮者ブルーノ・ワルターに熱心なファンレターを出し、長文の返事が届いたことで、レコード雑誌から原稿依頼が殺到し、以後、心ならずも評論が主、合唱指揮は従となった。しかし、名前が知られるようになったため、オーケストラからも指揮を請われるようになり、その個性的な演奏が評価されて、多くがライヴCD化された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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宇和島で宇野指揮仙台フィルによるベートー...

投稿日:2021/02/27 (土)

宇和島で宇野指揮仙台フィルによるベートーヴェン7番のコンサートがあったので聴きに行った際、たまたま会場近くで遭遇。不躾を承知で話し掛けたところ気さくに会話していただけた。この時、再三再四読んでいる本書を持参しておけばサインをいただけたかもと思うと残念でならない。演奏以外にも色々と教えられる。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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