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食堂車乗務員物語 あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた

宇都宮照信編

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784330110097
ISBN 10 : 4330110091
Format
Books
Release Date
December/2009
Japan

Content Description

かつて贅沢な旅の象徴であり、憧れの鉄道旅行シーンの代表格であった食堂車。その全盛期に乗務をしていた著者による体験談、歴史秘話を紹介。思い出の車窓風景や懐かしのメニューが蘇る1冊。

【著者紹介】
宇都宮照信編 : 昭和24年12月24日福岡市生まれ。昭和44年、日本食堂入社。数々の食堂車に乗務。のちにジェイアール東海パッセンジャーサービス勤務。ブルートレインや電車、新幹線の乗務を経て、現在九州鉄道記念館に勤務。九州鉄道記念館副館長。車両の整備や企画展の仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ホークス

    2009年刊。1970年代から食堂車で長年コックを務めた方の体験記。写真に写る乗客乗員の服や表情が懐かしい。車内見取図は当時を偲ぶのに役立つ。火力が石炭の頃にはご飯を黒こげにしたり、灰を入れた箱と間違えて商品を捨ててしまう失敗もあった。急停車や連結の時は、慌てて油鍋や寸胴を床に下ろさないと危なかった。ギャンブルで勝って誰彼構わず酒をおごる客、盆暮れに水だけで粘ろうとする客に時代を感じる。食事も立ってする厳しい職場環境や、高速化による食堂車の衰退は悲しいが、著者はとにかく明るくて話が面白い。

  • ようはん

    食堂車で一度は食べて見たかったと思う自分。一方で食堂車で働く職員からすると狭い調理室の中で多数の料理を作らなければならず、電車の急停止に備えたり、材料不足などのトラブルにも対応とあらゆる困難さがあり自分が働くのは無理だろうなと思った。

  • たろいも

    作者経験そのものがこちらに記されてある。鉄道マニアの作者、こういう2度と経験できない貴重な経験は彼の本で引き続がれます、楽しいし、今だと駅弁かな、食べたいな電車に乗ってどこまでも、疲れた時になーんも考えずに読んだ本でした。

  • へくとぱすかる

    単なる食堂車の歴史や紹介の本ではなく、実際に勤務した者にしか書けない表裏の話を満載。ピンチをどう切り抜けるか?の体験談は、下手なサスペンスよりずっと痛快だし、類書がないという点で貴重。そして著者の半生記でもあるラストには感動してしまった。

  • もけうに

    作者の思い出話を徒然なるままに…という感じだが、気取らない内容で面白かった。当時の情景がありありと目に浮かんでくる。大変そうだが、それ故に長閑な時代。

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