異端のチェアマン 村井満、Jリーグ再建の真実

宇都宮徹壱

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797674408
ISBN 10 : 4797674407
フォーマット
発行年月
2023年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;20

内容詳細

元日本代表監督・岡田武史氏 絶賛!
「日本のスポーツ界の岩盤をぶち破ったビジネス界から来た男。幾多の危機を乗り越えたリーダーシップに感服させられた!」

開幕から20年を経て、人気低迷と経営悪化の泥沼に陥っていたJリーグ。この最悪の時期にチェアマンを引き受けた村井満は抜本的な改革に取り組むが、そこに差別・ハラスメント問題、度重なる災害、新型コロナ禍が次々追い打ちをかける。とくに新型コロナ禍においてリーグ清算さえ覚悟したという村井が、いかに事態を打開したのか。知られざる危機への対応を、多くの証言と共にドキュメンタリータッチで描き出す。

●本書に登場するエピソード(一部)
・人種差別横断幕「JAPANESE ONLY」事件
・2ステージ制導入から廃止に至るまでの知られざる経緯
・中村憲剛との対話から生まれたシャレン!
・DAZNとの緊迫した契約交渉
・Jリーグのナンバー3によるWハラスメント事件への対応
・新型コロナ禍によるリーグ清算の危機
・村井のチェアマン就任を後押ししたのは誰か?

●村井満チェアマン時代の実績(一例)
・DAZNとの巨額契約の実現によって経営危機を脱出。J3までの全試合視聴を可能に。
・史上最多入場者数、イレブンミリオン達成(2019年/約1,140万人)。
・NPBと「新型コロナウイルス対策連絡会議」を設立。コロナ禍でのリーグ運営を乗り切る。
・複数に分割されタコツボ化していた組織を統合し、スピーディな意思決定を可能に。

【プロフィール】
村井 満(むらい みつる)
1959年、埼玉県川越市生まれ。日本リクルートセンターに入社後、執行役員、リクルートエイブリック代表取締役社長、香港法人社長を経て13年退任。Jリーグ理事を経て14年より第5代Jリーグチェアマンに就任。4期8年にわたりチェアマンを務め、2022年3月退任。2023年6月より日本バドミントン協会会長。浦和レッズの熱心なサポーターとしても知られる。

著者・宇都宮徹壱(うつのみや てついち)
写真家・ノンフィクションライター。1966年、東京都生まれ。国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、スポーツ各誌にて活躍中。2010年に著書『フットボールの犬』(幻冬舎)で第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、2017年に『サッカーおくのほそ道』でサッカー本大賞2017を受賞。

【著者紹介】
宇都宮徹壱 : 写真家・ノンフィクションライター。1966年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、TV制作会社勤務を経て1997年に独立。国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、各スポーツメディアに寄稿。「フットボールは世界を知る窓」を信条に、今も少しずつ取材領域を広げている。2010年に著書『フットボールの犬』(東邦出版)で第20回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、2017年に『サッカーおくのほそ道』(カンゼン)でサッカー本大賞2017を受賞。個人メディア『宇都宮徹壱ウェブマガジン』、オンラインコミュニティ『ハフコミ』主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hideto さん

    奇しくも、御本人の著作「天日干し経営」を読んだあとすぐ読めることとなったこの本。前Jリーグチェアマン、村井満さんの功績を追ったノンフィクションです。当然、天日干し経営の内容と重複しているところも多いのですが、第三者の視点で描かれる真実は実に興味深かったです。特に、2020年から始まったコロナ禍では、村井さんでなくては乗り切れなかったのではないか?と思うほど。グッとくる場面も多かったです。新チェアマン体制となりましたが、何かにつけ村井さんの実績と何かと比較されて大変だろうなと思ってしまいます。

  • かわすみす さん

    いまやDAZNはスポーツ中継コンテンツの筆頭だ。2017年に破格の条件でJリーグ放映権を獲得した事で、斜陽化していた同組織を経営危機から救うだけに止まらず、国内で馴染みの薄かったOTT(Over The Top)サービスを普及、新たな動画視聴文化を日本に根付かせた。初の外資との交渉を決断し導いたのが第5代Jリーグチェアマン村井満、この本の主人公だ。人種差別、コロナ禍、ハラスメントと、過去の比では無いほど山積した問題は村井にしか解決出来なかったと今改めて思う。いちサッカーファンとして不世出のリーダーに感謝。

  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね さん

    著者自身の思い溢れてか、読んでいて事柄と時系列が混乱してしまったが、それだけ一度に多くの問題を解決しなくてはならなかったということだろう。もっと整理されていたら、この熱は少し下がってしまったかもしれない。著者がカタールW杯期間中に帰国した理由である、自身の集大成的な仕事とは、これのことだったのだな。コロナの時に村井さんがチェマンで良かった。そして、我那覇が冤罪事件で苦しんでいた時にこの人がいれば・・!と、詮無いことを考えた。

  • co_match さん

    元リクルートエージェントのトップがJリーグチェアマン?と就任当初は懐疑的に見ていたが、コロナ禍に村井氏がチェアマンであったことは、僥倖とも言うべき幸運だったのかもしれない。政財界との交渉はビジネスマン出身じゃないと厳しかったであろうから。今でも残念なのはコロナ禍のスポーツ観戦のロールモデルをJリーグが示していたのに東京五輪が無観客で行われたこと。それは村井さんとは関係ないか。初めて知る事実が多くビジネス書としても楽しめる良書だった。

  • ホリエンテス さん

    異端のチェアマンと書いているが、サッカー村の代表という事でチェアマンになった人間ではなかったことがコロナ禍やダゾーンとの契約など上手く行った理由なのだろう。 通常の経営者目線というかサポーター目線と実行力が備わった上での村井政権だったのだろう。 今は野々村さんがチェアマンだが野々村さんは野々村さんなりのやり方でJリーグを前へ進めてくれると信じたい。

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宇都宮徹壱

写真家・ノンフィクションライター。1966年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科を修了後、TV制作会社勤務を経て1997年に独立。国内外で「文化としてのフットボール」を追い続け、各スポーツメディアに寄稿。「フットボールは世界を知る窓」を信条に、今も少しずつ取材領域を広げている。2010年に著書『フッ

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