Books

アルゴリズム・aiを疑う 誰がブラックボックスをつくるのか 集英社新書

宇田川敦史

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087213638
ISBN 10 : 4087213633
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

【【続々重版!!】】

★☆★☆各メディアで紹介★☆★☆
日本経済新聞にて書評掲載「現代必須〈教養〉の入門書」
読売新聞にて書評掲載「ソフト動かす原理解説」
毎日新聞の「今週の本棚」にて書評掲載
新刊ビジネス書の要約『TOPPOINT(トップポイント)』にて書籍紹介
Lucky FM茨城放送「ダイバーシティニュース」
AI future talks「AIを疑う力が、人間の価値を再定義する」

■内容紹介■
生成AIを筆頭に新しい技術の進歩は増すばかりの昨今。SNSや検索エンジンなどの情報は「アルゴリズム」によって選別されている。しかし私たちはそのしくみを知らないままで利用していることも多い。アルゴリズムを紐解くことは、偏った情報摂取に気づき、主体的にメディアを利用する第一歩なのである。
本書は、アマゾンや食べログなどを例に、デジタル・メディアやAIのしくみを解説。ブラックボックス化している内部構造への想像力を高めることを通じて、アルゴリズム・AIを疑うための視点を提示する。メディア・リテラシーのアップデートを図る書。

■著者プロフィール■
1977年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー。著書に『Google SEOのメディア論 : 検索エンジン・アルゴリズムの変容を追う』などがある。

■目次■
第1章 アルゴリズムとは
アルゴリズムの日常性、基本構造、AIとの違い‥‥‥

第2章 アルゴリズムの実際
グーグルのランキング、アマゾンのレコメンド、食べログのレビュー・スコアリング、Xのタイムライン表示アルゴリズム‥‥‥

第3章 アルゴリズムと社会問題
認知資源を奪い合う、 情報選別の権力となる、マーケティング装置、偽情報・誤情報を拡散する、ユーザーを商品化するアルゴリズム‥‥‥

第4章 アルゴリズムとブラックボックス
ブラックボックスとは、誰がブラックボックスをつくるのか、アルゴリズムの公開は可能か‥‥‥

第5章 アルゴリズムのメディア・リテラシー
メディア・リテラシーとは、メディア・インフラ・リテラシーの可能性、アルゴリズムを相対化する視座‥‥‥

【著者紹介】
宇田川敦史 : 1977年東京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業後、日本IBMや楽天にてWeb開発、デジタル・マーケティング、UXデザイン等に従事。東京大学大学院学際情報学府博士後期課程修了・博士(学際情報学)。現在、武蔵大学社会学部メディア社会学科准教授。専門はメディア論、メディア・リテラシー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ

    スマホやパソコンで検索したり動画を見ると、関連商品の宣伝が無関係なサイトを見ていても押し寄せる。その情報選別の仕組みがアルゴリズムだが、何だか頭の中を覗かれているようで不気味だ。ECやネット利用を通じて社会生活とは切り離せなくなったアルゴリズムとはどのようなものか、巨大テック企業での開発や利用の現状はどうなのかなどを、専門用語抜きで文系人間にもわかりやすく解説する。AIが発達する近未来では、考えを読むどころか思考を誘導する政治的道具にもなりかねない技術発展について無知なままではいられないと思い知らされる。

  • trazom

    過度に情報が氾濫する世の中、検索エンジンやSNSなど、優先順位をつけて情報を整理してくれる機能がなければ生きてゆけない。でも、そこにアルゴリズムが潜んでいることを本書は教えてくれる。ユーザーの利便を優先するふりをして、アルゴリズム提供者の収益を最大化する巧妙な仕掛け。ユーザーの行動履歴をアルゴリズムによって加工・流通させる「プラットフォーム資本主義」、内容の真偽ではなくアテンション(注目度)が経済的価値を持つ「アテンション・エコノミー」などの実態がよく理解できた。素人にもわかる丁寧な記述がうれしい一冊。

  • たま

    ハラリの『ネクサス』からの流れでこちらへ。「アルゴリズムとは」の説明に始り、グーグル、アマゾン、食べログ、X等実例の解説、アルゴリズムと社会問題、ブラックボックス、メディアリテラシー。トピックがすっきり整理され、説明も分かりやすく、全くのIT素人の私にはとても良い本だった。Xが私向け「おすすめ」タイムライン作成のために踏んでいる手順の膨大さに驚く。お疲れさん。新書の出版点数が多く何を読んだら良いか分からないなか、読メの感想に教えられた本。感謝。

  • よっち

    生成AIをはじめ技術の進歩が加速するなか、日常的に使っているデジタル・メディアやAIの「アルゴリズム」の仕組みをわかりやすく解説する1冊。アルゴリズムとはどういったものか、その基本構造とAIの違い。GoogleやAmazon、Xのアルゴリズムや食べログのスコアリング、認知資源を奪い合い情報選別の権力となり、偽情報・誤情報を拡散させてユーザーを商品化するアルゴリズムと社会問題、そのブラックボックスを知ったうえで、利用者はどう向き合うべきか。どういうものか全体像をざっくりと把握するにはいい1冊だと思いました。

  • kuukazoo

    仕組みがわからずとも利活用できるのは確かに便利。スイッチを押す、検索ワードを入力する、ポチっとクリックする、だけで欲しいものが手に入る。そのようにブラックボックス化した仕組み、いちいち考えなくても欲求を満たせる便利さに慣れ受け身になり過ぎて、疑ったり考えたり探したり学んだりすることを奪われてないか?本当に自分で「選んでいる」のか?人間とは基本的に楽をしたい、信じたいものしか信じたくない生きもの。仕組みの背後にいる作り手に利用され操作されてる可能性だってある。そのへんに自覚的でいましょうねという1冊だった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items