Books

パリの下、ジャズは流れる

宇田川悟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794973696
ISBN 10 : 4794973691
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan

Content Description

初のフランス・ジャズ全貌、音楽・映画・文学。「音楽と人間」その栄光と悲しみのすべてを記す。

目次 : 序 モンマルトルへの遠い道(永井荷風、ハービー・マン、ジャズ喫茶/ 中平穂積とDIG/ パリに渡る/ ニューオリンズ・ジャズとフランス/ 芸術の都パリ)/ 第1部 ジャズの都パリの誕生(ジャズ到来/ パリのジャズの誕生/ サルヴァドールをめぐって―石丸幹二との対話/ エリック・サティのラグタイム/ ドビュッシーとジャズ/ ストラヴィンスキーとラヴェル/ エディット・ピアフの恋/ イヴ・モンタン「世界の恋人」/ 大杉栄とモンマルトル/ 林芙美子と“シャ・ノワール”/ 美輪明宏のパリ/ コクトーとジャズ・クラブ“屋根の上の牡牛”/ マルセル・プルーストの決闘騒ぎ/ ジャン・ヴィエネール/ ダリウス・ミヨー「本物のジャズ」の衝撃/ モーリス・ラヴェル/ 薩摩治郎八とジャズ/ サンドラールとピカビア/ 写真家マン・レイ/ コクトー アメリカとは別のジャズを/ 『パラード』の衝撃/ 『パラード』の反響/ エリック・サティ/ アポリネールの胸像/ コクトーとアメリカ/ ジャンゴ・ラインハルトとの出会い/ ジャンゴとルイ・アームストロング/ ジョセフィン・ベーカー・ショック/ ベーカーとヘミングウェイ/ ジョセフィン・ベーカーのアメリカ公演/ ジャズ歌手ブリックトップ/ ラングストン・ヒューズとジャズ・ポエトリー/ フラッパー、ナンシー・キュナードの生と死/ 魔都ベルリン/ エルヴィン・シュルホフ/ ジョセフィン・ベーカーの死/ ミシェル・レリス/ 武満徹、岡本太郎)/ 第2部 ジャンゴ・ラインハルトとボリス・ヴィアンのパリ(ジャンゴ・ラインハルトの生まれた地/ ジャンゴ・ラインハルトの登場/ ジャン・サブロンとの出会い/ ルイ・アームストロングを知る/ ジャンゴ・ラインハルト神話へ/ 占領下のスウィング・ジャズの大流行/ ザズーの青春/ 放浪者の音楽と栄光 エディ・ロズナー/ 永遠のジャンゴ/ ジャンゴのパリ帰還、ビ・バップ/ アメリカ公演での失態/ ジャンゴ・ラインハルトの死/ 『ルシアンの青春』とジャンゴ/ 占領下のパトリック・モディアノ/ ココ・シャネルの戦い/ ピカソのステーキ/ ボリス・ヴィアンとパリ解放/ 戦中・戦後のヴィアン、コクトー/ ビックス・バイダーベック、村上春樹/ ボーヴォワールと『うたかたの日々』/ サン・ジェルマン・デ・プレのカフェとサルトル/ パリのカフェ、ヘミングウェイ/ サルトルとヴィアン/ バー“タブー”とフランス・ジャズ/ グレコとの邂逅/ “クラブ・サン・ジェルマン”/ デューク・エリントンのパリ/ パリの散歩道/ フランソワーズ・サガン/ ミシェル・ビュトール/ ヴィアン『墓に唾をかけろ』/ ミュージシャンとしてのボリス・ヴィアン/ アンリ・サルヴァドールとミシェル・ルグランのジャズ/ ボリス・ヴィアンの死)/ 第3部 パリの空の下ジャズは流れる(大江健三郎、バド・パウエル、セロニアス・モンク/ サルトルと実存主義/ ボーヴォワールのアメリカ/ サルトルの葬儀/ ゲンスブール親子/ フランソワーズ・アルヌールとの邂逅/ アルヌールとジャズ/ マイルス・デイヴィスのパリ/ ギタリスト、サシャ・ディステル/ 『死刑台のエレベーター』/ 『死刑台のエレベーター』とルイ・マル監督/ その後のマイルスとグレコ/ マイルスとグレコの死/ 『鬼火』のルイ・マル、モーリス・ロネ/ モーリス・ロネの死/ ベッケル、ルノワール、メルヴィル/ アラン・ドロン/ ジャン・レノの来宅/ ジャズとフランス映画/ アンドレ・オデール/ フランス・ジャズの行方/ 宮澤賢治・武満徹とジャズ/ アーチー・シェップよさらば/ パリのミュージシャンたち―キース・ジャレット/ ビル・エヴァンス/ オーネット・コールマン/ パット・メセニー/ ミルト・ジャクソン、ジョン・ルイス/ チャールズ・ミンガス/ マティスと音楽)

【著者紹介】
宇田川悟 : 1947年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。作家。二〇年にわたるパリ生活より、フランス社会事情、文化、ガストロノミーに詳しく、フランスの音楽について取材、雑誌を中心に日本のメディアで発表してきた。2010年フランス農事功労章シュヴァリエ受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 呑司 ゛クリケット“苅岡

    ジャズ界隈については詳しい訳ではないが、マイルスの死刑台のエレベーターがパリで録音されたことは知っていた。多くの芸術を生むパリは受け入れるモノの受容性も度量が広いのだろう。ダリウス・ミヨーとボリス・ヴィアンの交流から始まり、魔都ベルリンのダダイズム、ナチ占領下のパリ、墓に唾をかけろ、ルイ・マルとマイルス・デイビスの死刑台のエレベーター、オーネット・コールマンなど知らないことが満載。著者は20年のパリ滞在で得た知識のみならずジャスとパリの歴史まで教えてくれる。

  • NAGISAN

    映画の『ラ・ラ・ランド』でパリのジャズクラブが登場したのに違和感を感じたが、自分の不明。当該クラブ(「カヴォー・ド・ラ・ユシェット」)はパリ最古の名門クラブとのこと。ユシェット劇場には行ったことがあるので、あの雑踏の地域にあったのか。フランスとアメリカの人種・音楽事情から、ジャズの受容の違いを知るには格好の書。また、プルースト、コクトー、ラディゲ、カミュ、サルトル、ドビュッシー、ピアフなど数々の芸術家が等身大のように登場する。1980年代から20年間パリで生活し、ジャズを追いかけた作家ならではの作品。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items