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昨日のまこと、今日のうそ髪結い伊三次捕物余話

Mari Ueza

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163901282
ISBN 10 : 4163901280
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan

Content Description

松前藩の若君に見初められ、側室に望まれた茜。一方、絵師になるべく修業中の伊与太は、葛飾北斎と出会い―。

【著者紹介】
宇江佐真理 : 昭和24年北海道函館市生まれ。函館大谷女子短期大学を卒業。平成7年「幻の声」でオール讀物新人賞を受賞し、受賞作を含む連作集『幻の声―髪結い伊三次捕物余話』で一躍注目を集める。平成12年『深川恋物語』で吉川英治文学新人賞を、翌13年には『余寒の雪』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひらちゃん

    茜の人生どうなってしまうのでしょう。伊与太には弟弟子が出来やきもきさせられました。九兵衛は男の決断まで悩んだね。人間嘘をつきとおす難しさ、共に歩んだ伴侶への思慕。時代は変わっても変わらないものはあるはず。残り少なくなると寂しさがこみ上げてきます。

  • ぶんこ

    友之進さんがお爺ちゃんになってしまいました! 伊三次さんやお文さんの出番が減ってきて、ちょっと寂しいです。 大好きな伊与太さん、相変わらず人柄が良いですね。 お父さんとお母さんの良いところばかりを受け継いだようで、益々贔屓。 天才でなくても、絵を描く事が好きなら、芸術家となれなくても、職人としては一流になれるでしょう。 素敵な人達が周りにいるので、悪い方向へは進まないと信じてます。 九兵衛さんの口づけ場面には目が点。

  • baba

    久しぶりの髪結い伊三次捕物13作目。始めの4章は不破友之進の同僚の妻の死から得た夫婦の残された日々を想う話、伊三次の弟子久兵衛の縁談、茜の奉公先の話、伊与太の修業先での話と伊三次の周辺の人々のその後が描かれ、肝心の捕物は後の2章でしたが、伊三次やお文の人の気持ちを想う心情が綴られ気持ちよく読み終えました。ただあの我が儘な茜が影をひそめ、今後どうなるのか気になります。

  • 天の川

    大好きなシリーズです。お文と伊佐次の比率が低下したのは寂しいけれど、子どもたちの成長もまた気になります。一話目の「共に見る夢」のラスト、不破様のいなみへの想いは、長年連れ添った夫婦の情愛がひたひたと胸に迫りましたし、四話目の「花紺青」で才ある弟弟子に自信をさらに失い、道に迷う伊与太に北斎が言う「お前エは誰のために描いているのよ。」という言葉が自分を叱咤激励してくれているように思えました。もっとお文と伊佐次に活躍してほしいと思っていたら、もう一冊、書き下ろしが出ているのですね…。そちらも楽しみです♪

  • 万葉語り

    髪結い伊佐次シリーズ13作目。伊与太の話が好きだった。九兵衛の恋も結婚もなんかありだなあと思った。そこそこのところにみんなが上手におさまっていくので安心して読み進められた。

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