Books

夢伝い 集英社文庫

宇佐美まこと

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087447637
ISBN 10 : 4087447634
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

孤独を愛する人気作家が突然の断筆宣言。担当編集者は作家の住む地方へひとり、向かった。作家を脅かすものを探しに――(「夢伝い」)。地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し‥‥(「卵胎生」)。未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが‥‥(「果て無き世界の果て」)など、昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。

宇佐美まこと(うさみ・まこと)
1957年、愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第一回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞。07年、受賞作を表題作とした短編集でデビュー。17年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編集部門〉を受賞。人間の怖さや狂気を描いた作品を得意としている。著書に『展望塔のラプンツェル』『黒鳥の湖』『ボニン浄土』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『月の光の届く距離』『誰かがジョーカーをひく』『その時鐘は鳴り響く』などがある。

【著者紹介】
宇佐美まこと : 1957年、愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞〈短編部門〉大賞を受賞。07年、受賞作を表題作とした短編集でデビュー。17年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞〈長編及び連作短編部門〉を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • のぼる

    『ザ•宇佐美短編集』読み終えるのが惜しくなる、とても好みの作品群。

  • うーちゃん

    怪奇短編集。良い季節に読んだな、とまず思った。全部ではないけれど“水”が背景に描かれている作品が多く、じっとりと湿っぽく、どんよりと陰鬱で、ぽたぽたと落滴の音が聞こえてくるようなイメージが、梅雨の時期にぴったりだった。男女の業が淫靡に希望なく描かれるところは岩井志麻子風味も感じる。お気に入りは「送り遍路」「満月の街」「沈下橋渡ろ」。

  • coldsurgeon

    怪異を扱う物語は、時として人間の本質をあぶりだすような展開となり、面白い。表題作をはじめ、異界と現実世界との接点を巧み描き、話題というかテーマがとても多彩だ。パラレルワールドとは異なる、別な世界が隣接している気にさせてくれる。

  • 美波

    面白かった!ホラーなのかと思ったけど、ゾクッとするような怖いお話もあれば、ぐっと来るようなお話もあり。母の自画像が1番好き

  • 雨耕T

    おもしろかったー!短編集。おもしろかったものをあげようと目次を振り返ってもすべて甲乙つけ難く選べない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items