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忘れえぬ魔女の物語 Ga文庫

宇佐楢春

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784815607708
ISBN 10 : 4815607702
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今年進学した高校の入学式が三回あったことを、選ばれなかった一日があることをわたしだけが憶えている。そんな壊れたレコードみたいに『今日』を繰り返す世界で…。「相沢綾香さんっていうんだ。私、稲葉未散。よろしくね」そう言って彼女は次の日も友達でいてくれた。生まれて初めての関係と、少しづつ縮まっていく距離に戸惑いつつも、静かに変化していく気持ち…。「ねえ、今どんな気持ち?」「ドキドキしてる」抑えきれない感情に気づいてしまった頃、とある出来事が起きて―。恋も友情も知らなかった、そんなわたしと彼女の不器用な想いにまつわる、すこしフシギな物語。第12回GA文庫大賞“金賞”受賞。

【著者紹介】
宇佐楢春 : 『忘れえぬ魔女の物語』で第12回GA文庫大賞“金賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 芳樹

    タイムリープならぬタイム”リピート”の良質な百合作品。同じ日が何度も繰り返され、そのことをただ一人憶えている相沢綾香は孤独を抱えていた。そんな彼女と「将来、魔法使いになりたい」と言う稲葉未散とのガールミーツガール。固く凍った綾香の心は未散との交流で融けていき…。綾香が未散が通じ合った瞬間をつなぎ止めるため、文字通り命を捧げて未散の存在を守ろうと無限の時間を戦い続ける。未散への狂おしいまでの綾香の想いに心打ちのめされながら、彼女の純粋さが心に響く。二人が手にした未来に消えない幸せがあらんことを祈るばかり。

  • よっち

    壊れたレコードみたいに何度も繰り返す日々を生きる女子高生・綾香。そんな彼女が次の日も友達でいてくれた未散と出会う、恋も友情も知らなかった二人の少しフシギな物語。事情を知る従姉の優花以外は誰にも理解されない綾香。繰り返される同じ日から無作為に選ばれる一日と、彼女だけが覚えているたくさんの思い出。けれど未散の存在は波紋を投げかけるように彼女に変化をもたらして、かけがえのない存在だからこそ簡単には諦めきれなくて、不器用でひたむきな想いで挑み続けた末に見事乗り越えてみせた彼女たちの結末がとても印象的な物語でした。

  • ふじさん

    第十二回GA文庫大賞、金賞受賞作。見掛けはお行儀の良いガールズラブと言った風体だが、さにあらず。事前には想像も付かない程に苛烈で、突き抜け切ったエンタメの塊だった。正直、設定はさほど珍しくもない。一日を何度も繰り返す世界で自分だけ記憶を保つヒロインが、大切な関係を守る為、自己を犠牲に無謀な勝負へ挑む展開はある意味王道。具体名は出さないが、かつて一時代を築いた複数の名作の要素を闇鍋的に混ぜ合わせた印象もあり、サブカル的な味付けは極めて濃い。豊かな詩情と力業で突破する我武者羅な熱が同居した、満足感抜群の傑作。

  • 日坂愛衣

    やはり女の子同士のかけがえのないの絆が尊い。とある理由で人より大人っぽくの綾香と無邪気で元気の未散の微笑ましい日常生活はワクワクしながら読んだ、そして彼女らがお互いを寄り添う過程の描写も気に入る。最後のあのザ王道な展開も何度見てもゾクゾクな感じ、そして色々によって最後あの10月12日にたどり着くのは本当に良かった

  • ツバサ

    何度も繰り返す日々を生きる少女達の絆が感じられました。惨劇が始まり、どうなるかとハラハラする最後に掴み取った幸せはイラストも相まって素晴らしいものでした。とはいえ、引っかかることもありました。総合的にはどう判断すればいいのか迷うというのが本音です。

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