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Aiに看取られる日 2035年の「医療と介護」 朝日新書

奥真也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022953346
ISBN 10 : 4022953349
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
奥真也 ,  

Content Description

未来の医療が描く、これからの生き方、死に方とは?直面する変化と課題、打開策を最新研究から論じる。画像診断や創薬など、医療にAI技術が導入されるようになって久しいが、今後この流れはますます加速し、診療や介護、看取りの場面にもAIは欠かせない存在となる。かつて人間医師の“聖域”とされた「対話」「寄り添い」「見守り」といった領域にも容赦なくテクノロジーが入り込んだとき、医師に残された役割とは何か。私たち患者の命の扱われ方はどう変わるのか。そして、この大変革は人手不足や医療費膨張をはじめとする日本の医療問題を解決へ向かわせるのか。はたして死角はないのだろうか―。

目次 : 序章 AIに看取られる日/ 第1章 なぜ「医療にAI」なのか/ 第2章 患者のビッグデータが治療を変える/ 第3章 AIだけじゃない!2035年の医療技術/ 第4章 AIは医療費問題を解決するか/ 第5章 これからの人間医師の役割とは何か/ 第6章 未来の介護と「寄り添い」/ 第7章 「死ねない時代」の安楽死・再論

【著者紹介】
奥真也 : 1962年、大阪府生まれ。大阪府立北野高校、東京大学医学部卒業。英レスター大学経営大学院修了。医師、医学博士、経営学修士(MBA)。専門は医療未来学、放射線医学、核医学、医療情報学。東京大学医学部附属病院22世紀医療センター准教授、会津大学教授を経てビジネスの世界に身を転じ、製薬会社、医療機器メーカー、薬事コンサルティング会社などに勤務。現在、東京科学大学医療・創薬イノベーション教育開発機構特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ねこ

    著者は医療未来学者、医学博士、MBA取得者など多くの肩書きを、持つ偉い先生。日本の医療制度は世界に類を見ない素晴らしいもの。しかし財政的にこのままでは崩壊してしまうからこそ「新日本医療制度」を提示。これにより、医療費を大きく削減しながら社会の健康水準を高めることができる。その先には介護を完全に行えるAI搭載ヒューマノイドが登場すれば現場の負担は劇的に減るだろう。また、安楽死についても4つの指針を前提に丁寧に考察。安楽死の死に至る過程も克明に明記。AIと医療の高度な融合は私たちに新しい選択肢を与えてくれる。

  • アキ

    これからの10年で医療はAI導入により劇的に変わるだろう。問診はまずAIに任せて、考えられる診断名を要約して医師の診察が始まる。診療ガイドラインに沿った治療法が推奨されるため、医学的妥当性を持った臨床が中心となり、特別な名医は必要なくなる。AI医療の問題点としては、誤診の際の責任は医師かAIかというもので、前もって議論をしておく必要がある。昨今話題となっている医療費の問題も、チャットGPTへの医療相談やデジタル医療アプリの保険適応など紹介されている。最後に安楽死の問題を取り上げていたのが特に印象に残った。

  • よっち

    日本の医療が直面する変化と課題、打開策を最新研究から未来の医療とこれからの生き方と死に方を論じる1冊。AIの発展により医療現場はどう変わるのか、治療を変える患者のビッグデータ、誤診が起きたときにどうするのかなど、AIが医療に及ぼす影響を考察する一方で、今医療でどのような技術革新が起きているのかを紹介していて、そのような状況で人間の医師はどのような役割を担うべきなのか、介護現場で起きている様々な問題、死ねない時代の安楽死や自殺幇助と積極的安楽死など、現在地とこれからの可能性からいろいろと考えさせられました。

  • とも

    AI時代の診療の現実、未来への提言など。第三章のAI以外の最新医療技術の紹介が一番面白かった。

  • oooともろー

    AIと医療。そこに希望を見いだす著者。安楽死や尊厳死についての議論はこの本のタイトルを越えている(良い意味で)。

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