噂の女 新潮文庫

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101344720
ISBN 10 : 4101344728
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
398p;16

内容詳細

男たちを虜にすることで、欲望の階段を登ってゆく“毒婦”ミユキ。ユーモラス&ダークなノンストップ・エンタテインメント!

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959(昭和34)年、岐阜県生れ。プランナー、コピーライター、構成作家などを経験したのちに、’97(平成9)年『ウランバーナの森』で作家としてデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞を、’04年『空中ブランコ』で直木賞を受賞する。’07年『家日和』で柴田錬三郎賞を、’09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    10の作品を積み重ねてゆく連作短篇集。高校生の時までは、地味で全く目立たなかった美幸。短大時代を振り出しに、中古車販売店の事務員、雀荘の従業員を経て、その地では破格のクラブのオーナーに。小説の舞台は岐阜なのだが、岐阜ってそんなに田舎なんだろうかと疑問に思うほどの書きぶりだ。男たちは目先の欲望を追うばかりだし、女たちには将来の希望がない。そうした中で一人輝きを放っているのが美幸である。悪女の魅力を描かれてはいるのだが、今一つ不徹底なようでもある。また、結末に不満な読者も多そうだ。

  • yoshida さん

    地方都市を舞台に自分の魅力を把握し、手練手管を駆使してのし上がる糸井美幸。人の心を掌握するのが上手いね。美幸のしている事はグレーなんだけど、登場人物のリアルな汚さもあり読後感は爽快感がある。やはり狭い地方都市が舞台だから可能なのだろう。奥田英朗の描く閉塞感は非常にリアルである。個人的には「邪魔」等の緊迫感のある作品の方が好みかもしれない。その後の美幸が気になるところ。さらさら読めて爽快感ある作品。

  • 修一郎 さん

    あの毒婦による連続殺人事件をモデルにしているってことに読んだ後に気付いた,けど中身は完全に換骨奪胎な奥田ワールドだ。短編十話がこんなふうに繋がってくるとはさすがだね―。本人の心象描写が一切ないまま伝説の女に成り上がった糸井美幸の悪女っぷりも見事だったけれども,それよりも彼女に振り回される小心者の田舎者たちの描かれ様が面白かった。そこに描かれるのは,しがらんでもなお,そこで生きていくしかないという諦めている,ヒマで小悪党な奴らばかりだ。奥田さんが描くお軽いほうの田舎の閉塞感,好きだなー。。。

  • ひろ さん

    噂の女・糸井美幸は、美人かどうかはわからないが、ぽってりとした厚い唇で、男好きのする顔立ち。胸と尻の形がよく、撫で肩で、ボウリングのピンのような肉感的な体型。この美幸が、手練手管と肉体を使い、事務員から高級クラブのママにまでのし上がる。しかしその陰では、付き合った男たちが謎の死を遂げている。現実の事件でも、複数の男を手玉にとって保険金殺人した犯人は、美人じゃないことが多い。この女のどこが良かったんだろう?と不思議に思っていた。本書を読むと、その辺のことがなるほどそういう事かと分かる。一気読みでした。

  • Yoko Omoto さん

    クールファイブが唄う“噂の女”は男に騙され堪え忍ぶ弱い女だが(笑)、この物語に登場する“噂の女・糸井美幸”はしたたかに男を手玉に取り欲望を満たす“疑惑の女”だった。人の噂話の中に頻繁に登場する美幸は、相当の毒婦だと想像されるも噂の域を出ない。「この女、どう思います?」と投げ掛けられたような各話の展開が面白い。また、地方の田舎に根付く面倒なしがらみに絡めた上下関係や力関係、業腹になるほど厚顔無恥な人間とそれに嫌々ながらも唯々諾々と従う人間の構図は、現実にもそこら辺にウジャウジャ転がっている。面白かった。

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。第2作『最悪』がベストセラーとなる。続く『邪魔』が大藪春彦賞を受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を

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