コロナと潜水服 光文社文庫

奥田英朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334101541
ISBN 10 : 4334101542
フォーマット
出版社
発行年月
2023年12月
日本
追加情報
:
280p;16

内容詳細

早期退職を拒み、工場の警備員へと異動させられた家電メーカーの中高年社員たち。そこにはなぜかボクシング用品が揃っていた―。(「ファイトクラブ」)五歳の息子には、新型コロナウイルスを感知する能力があるらしい。我が子を信じ、奇妙な自主隔離生活を始めるパパの身に起こる顛末とは?(表題作)ほか“ささやかな奇跡”に、人生が愛おしくなる全5編を収録。

【著者紹介】
奥田英朗 : 1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アッシュ姉 さん

    今年ラストは愛してやまない奥ちゃんの待ちに待った最新文庫で。帯の惹句に偽りなし。奥田英朗のマジックアワー!ちょっぴり切なく、ほんのり笑えて、最後はやさしい。人生が愛おしくなる ”ささやかな奇跡” の物語5編。不思議がもたらす素敵なストーリー。んん〜、いい!いいわ。奥ちゃんがますます愛おしくなる。どれも面白かったなか、「パンダに乗って」が一番のお気に入り。最高の締めくくり読書となった。ありがとうございます!

  • mihya さん

    5編の短編集。どれも不思議な出来事が絡むファンタジー。押し付けがましくなく心が温かくなる話が多く、前向きで、どれも甲乙つけ難いほど良かった。 「パンダに乗って」はタイトルから遊園地にあるパンダの乗り物を想像したらフィアットのパンダだった。元フィアット乗りとして、真っ先に思い浮かばなかったとは迂闊だったわ。(私のは緑のプントだった)

  • Sam さん

    今年の最後に何を読もうかしばし迷ったあと本書を選んだのだがいいチョイスだったな。「我が家シリーズ」に連なるような味わいの短編集だが本作は幽霊やら超能力やらが物語の核となっているところがミソ。と言っても決してホラーやSFというわけではなくてどれもじんわりと心に沁みてくるいいストーリーで、暖かい心持ちで新年が迎えられそうだ。ちなみに巻末のQRコードから作中登場曲のプレイリストが聴けるという文庫だけの(?)嬉しいサービスが付いている。

  • Atsushi さん

    心温まるちょっと不思議な体験を五話収録。どの物語も主人公が前向きになるラストが清々しい。表題作が面白かった。四年前のあのコロナ禍を思い出した。潜水服を着る羽目になった理由も思わず納得。それにしても良い夫婦だ。リストラ戦士が自らを取り戻す「ファイトクラブ」もお気に入りだ。

  • 鈴木拓 さん

    すべての人間が完璧であったらこんなことは起きないだろうし、世の中はどれほどつまらないものになってしまうことだろう。不完全だからこそ愛すべき存在、そうした市井の人々の姿が描かれた短編5編は、まさにすぐ隣にいる人間、あるいは私自身の姿であった。表題作の潜水服を来た男の話も、コロナ禍を経験した今では、ありそうな話だなと思ってしまう。不思議な出来事は、私たち自身がいかに非ロジカルな存在であるかを象徴するもので、そこに幸せ感を満たしてくれる物事があったりする。さすが奥田ワールド、心地よい読後感である。

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奥田英朗

1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライター、構成作家を経て、’97年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で第4回大藪春彦賞を受賞。’04年『空中ブランコ』で第131回直木賞を受賞。’07年『家日和』で第20回柴田錬三郎賞を受賞。’09年『オリンピックの身代金』で第43回吉川英治

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