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ISBN 10 : 4815607729
Content Description
普段はネガティブな感情を露わにすることのない男たちが目を充血させ、時に嗚咽しながら必死に思いの丈をぶつける。このままでは男たちは職場や家庭はもとより、社会からも捨てられてしまう。20年余りに及び、男性の生きづらさを取材してきた著者は、そう危惧する。中年男性たちが部下の成長を心から願い、職場が抱える課題に果敢に立ち向かいながらも、パワハラやセクハラ、家庭内モラハラなどの告発を受けるに至ったのはなぜか。取材事例から分析して浮き彫りになった「男社会」の劣化とは。
目次 : 第1章 パワハラに足をすくわれる男性上司(「部下のため」熱血指導の誤算/ 働き方改革がパワハラの温床 ほか)/ 第2章 セクハラという「聖域」(「活躍」女性からの不意打ち/ 思わぬ「マタハラ」告発 ほか)/ 第3章 女たちのジレンマ(“女を武器”に「被害者」に活路/ 女性上司が陥る“女王蜂症候群” ほか)/ 第4章 モラハラで家庭喪失(“職場化する家庭”の末路/ “無自覚モラハラ”で妻の逆襲 ほか)/ 第5章 誰も捨てられない社会のつくり方(“無自覚ハラスメント”と社会的排除/ 世代間・性差の壁を超えて ほか)
【著者紹介】
奥田祥子 : 近畿大学教授。ジャーナリスト。博士(政策・メディア)。専門は労働・福祉政策、ジェンダー論、メディア論。京都生まれ。1994年、米・ニューヨーク大学文理大学院修士課程修了後、新聞社入社。新聞記者時代から独自に取材、調査研究を始め、2017年から現職。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程単位取得退学。2000年代初頭から社会問題として俎上に載りにくい男性の生きづらさを追い、「仮面イクメン」「社会的うつ」「無自覚パワハラ」など、斬新な切り口で社会病理に迫る。市井に生きる人びとの苦しみに寄り添い、声なき声を拾い上げることを信条に、対象者一人ひとりへの最長で20年に及ぶ継続的なインタビュー手法が持ち味。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ぽてち
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じゅん
読了日:2022/03/20
hisa_NAO
読了日:2021/07/02
Taka
読了日:2023/09/12
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