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完訳ファ-ブル昆虫記 第3巻下

奥本大三郎 / 見山博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784081310067
ISBN 10 : 4081310068
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

博物学の不朽の名著が、奥本大三郎氏の訳によって読みやすく甦る。本巻では、トガリアナバチ、クシヒゲゲンセイ、ツツハナバチなどが登場する。自然に親しむ手引書として、大人から子どもまで楽しめる。

【著者紹介】
ジャン=アンリ・カジミールファーブル : フランスの博物学者。1823年、南仏ルーエルグ山地のサン=レオンに生まれる。少年時代から生活苦と闘いながら勉学にいそしみ、師範学校に進学。教師になってからも独学で数学、物理学、博物学を学び学士号を取得。昆虫の行動観察に目ざめ、研究論文を次々に発表。55歳のとき、広大な庭をもつセリニャンの家に移住。自らアルマス(荒地)と名づけた自宅兼研究所で昆虫の観察に打ち込む。その前後30年間の記録が『昆虫記』(全10巻)である。1915年、アルマスで永眠

奥本大三郎 : フランス文学者。作家。1944年、大阪市に生まれる。東京大学仏文科卒業、同大学院修了。主な著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『斑猫の宿』(JTB紀行文学大賞)などがある。ファーブルについての著作も多く、ジュニア版『ファーブル昆虫記』(全8巻、産経児童出版文化賞)などが多くの人に愛読されている。「NPO日本アンリ・ファーブル会」を設立。東京の自宅に昆虫の標本やファーブルの資料を展示する「ファーブル昆虫館」を開館。埼玉大学教授。日本昆虫協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • piro5

    ハチが卵の性別を産み分ける話など。うーん、まだハチの話が続くのか。進化論への攻撃もしつこいな。

  • デントシロー

    なんと多くの蜂が存在する事か、その蜂ごとの生態をつぶさに実証していくファーブルの執念もすごい。この第3巻は特に机上の学説に対する攻撃が過激である。奥本版は昆虫記の各巻が書かれているファーブルの私生活も注釈で説明されているので大変興味深く読める。妻の死、父親の介護などが彼の実証主義者たる昆虫の観察を障害している時期に重なっている。ドイツのミツバチ研究家の未受精卵が雄になるという学説に対する反論も鬼気迫る怒りを感じ、昆虫記を記する気力さえ失ったとする文章で締めくくられており、感情の昂りが強烈に訴えられている。

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