流転の中将(仮)PHP文芸文庫

奥山景布子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569904122
ISBN 10 : 4569904122
フォーマット
出版社
発行年月
2024年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;15

内容詳細

官軍への恭順を決めた桑名藩。家中に見捨てられた藩主・松平定敬が、惑いながらも「義」を求め、戦い続けた様を描く感動の力作長編。

【著者紹介】
奥山景布子 : 1966年、愛知県生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(文学)号取得。2007年、「平家蟹異聞」(『源平六花撰』所収)でオール讀物新人賞、18年、『葵の残葉』で新田次郎文学賞&本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • inarix さん

    鳥羽伏見の戦いに敗れた幕府軍は再起を期して大坂城に撤退するが、総大将・徳川慶喜は密かに城を脱出して江戸へと向かう。兄である会津藩主・松平容保らとともに慶喜に従った桑名藩主・松平定敬だが、やがて慶喜は兄弟を遠ざける。国許は新たな藩主を据えて官軍に恭順し、帰ることさえできなくなった定敬は残った僅かな家臣とともに戦地を北上していくが、どこに行っても、何を成そうとしても、歴史の『当事者』にはなれず、ただ彷徨うしかなく……。維新の激動の中、役目も居場所も見出せないまま歴史の中に埋もれた松平定敬の哀しみを描く一冊。

  • はしめ さん

    逃げて、かつがれて。流されたのか。でもね、その後は収まるところにおさまってた。神輿と呼ばせてもらおうか。

  • Ryo0809 さん

    明治維新の日本。桑名松平家の定敬の翻弄される姿を描いた作品。「葵の残葉」の登場人物でもある定敬は、桑名藩主に養子として迎えられ、孝明天皇にも徳川家茂にも信頼を得ていた京都所司代であるが、慶喜に裏切られる。薩長の掲げる錦の御旗に抗戦し、逆賊と謗られながら、北陸、会津、箱館と転戦する。最後はなんと上海まで流れてゆく…。慶喜をはじめ、お家第一と周囲が次々に恭順してゆくなか、義を貫くことの難しさがひしひしと迫る。会津藩主・容保との兄弟愛にも心が動く。幕末の大動乱の一幕に肉薄した作品である。

  • グランくん さん

    幕末に京都所司代で桑名中将と呼ばれた桑名藩主松平定敬を描いた物。 鳥羽伏見の戦いから、奥羽越、そして最後の箱館まで赴き、更には上海まで逃亡した定敬。 兄で会津藩主松平容保とともに、第二等「朝敵」(第一等は将軍慶喜)と呼ばれながら徹底的に薩長と戦う姿が描かれております。

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