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ISBN 10 : 4829508477
Content Description
日中和平工作史上最大の謎であり、今も真偽の論争がある繆斌工作。約400点の文献資料に基づいて、インテリジェンスの手法オシント(open‐source intelligence)と、検事として培ってきた「情況証拠を総合する事実認定の手法」で、繆斌工作の真実性を解明・論証する渾身の書。
目次 : 第1章 和平工作の諸相(船津工作から銭永銘工作まで―客観的には実現の見込みは乏しかった/ 戦争末期に試みられた中国との和平工作―実現の可能性を秘めていた ほか)/ 第2章 〓介石論 〓介石は日本との和平を求めていた(〓介石は、日本を深く理解していた/ 反共と国共合作のジレンマに悩み続けた〓介石 ほか)/ 第3章 アメリカに日本との和平の意思はあった(〓介石には日本との単独和平のカードもあった/ 鍵はアメリカの日本との和平意思の有無にある)/ 第4章 繆斌工作は真実だった(繆斌工作の概要/ 繆斌工作にかかわった人々―心ある「国士」たち ほか)
【著者紹介】
太田茂 : 1949年福岡県生まれ。京都大学法学部卒。現在、虎ノ門総合法律事務所弁護士。1977年大阪地検検事に任官後、西日本、東京等各地の地検、法務省官房人事課、刑事局勤務。その間、1986年から3年間北京の日本大使館一等書記官。法務省秘書課長、高知・大阪地・高検各次席検事、長野地検検事正、最高検総務部長を経て、2011年8月京都地検検事正を退官。早稲田大学法科大学院教授、日本大学危機管理学部教授を8年間務めた。剣道錬士七段。令和2年秋、瑞宝重光章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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