核兵器について、本音で話そう 新潮新書

太田昌克

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106109454
ISBN 10 : 410610945X
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

日本は、中国、北朝鮮、ロシアなど猛烈に核能力を向上させている国に取り巻かれており、数千発もの核兵器の射程内にある。「唯一の被爆国の悲願」としての核廃絶は正しいが、本当にそれを望むならば、東アジアの現状を踏まえた、ありうべき国家戦略を日本自身が構想しなければならない。内閣、自衛隊、メディアなどで核政策に深くコミットしてきた4人の専門家が、「タブーなき核論議」を展開する。

目次 : 第1章 核をめぐる現状/ 第2章 台湾にアメリカの核の傘を提供すべきか/ 第3章 北朝鮮の核/ 第4章 ロシアの核/ 第5章 サイバーと宇宙/ 第6章 日本の核抑止戦略/ 第7章 核廃絶と不拡散

【著者紹介】
太田昌克 : 1968年生まれ。共同通信編集委員

兼原信克 : 1959年生まれ。元国家安全保障局次長

〓見澤將林 : 1955年生まれ。元軍縮会議日本政府代表部大使

番匠幸一郎 : 1958年生まれ。元陸上自衛隊西部方面総監(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 榊原 香織 さん

    2章、台湾有事、に興味を持ったのだが、3章、北朝鮮の核、が示唆的。 NKは本当はC国が大嫌い、で、なんでミサイルを日本海に打つかと言うと、アメリカにかまってほしいから、だって。 核シェアリング、というの初めて聞いた。おそろしやw  2022年刊 ロシアのウクライナ侵攻以前

  • yamatoshiuruhashi さん

    軍事、外交、ジャーナリスト、政策立案、等々の専門家たち4人の対談による核兵器について今語るべきことを語ろうとした対談集。昨年行われた対談であるが発売は3月。ロシアによるウクライナへの侵攻が大きく環境を変えたが、だからこそ進めるべき議論もある。「憲法9条であれNPTであれ、国民の命と引き換えに守ものなんてない」との一節があるがまさにその通り。だからこそ議員を続けるために議論を逃げる政治の姿勢は許されないものだと思う。今日、ソロモンと中国が安保協定を結んだと報道があった。抑止を怠ることはできない。

  • coldsurgeon さん

    核廃絶の理想は正しいが、理想を実現するために必要なことは具体的な手立てである。そして、核廃絶と核抑止のバランスのいい議論をどう国民の前に提示するかが、政治家に求められる。国民の安全に責任を持つ政府が、核抑止の議論にふたをしておきながら、核廃絶のポーズだけを取ることは無責任であり、ポピュリスト偽善だと。安全h所の観点が抜けた核廃絶論議は意味がないことを知る。中国、ロシア、北朝鮮という核保有国を隣国に持つ日本という国家を意識しなくてはならない。

  • coldsurgeon さん

    核兵器について、それを使用することは否であるが、その存在は現実であり、それにどのように向き合うかが、人々に問われる。核廃絶の理想は正しい。しかし理想を実現するために必要なのは、具体的な手立てである。中国、ロシア、北朝鮮が核兵器を持っている極東アジア全体が目明日べき戦略的な安定性とは何なのかを考えなければ、核の軍縮・廃絶は現実化しないだろう。安全保障の観点を踏まえず、人道の観点から核抑止力を直ちに規制することは、国民の生命財産を危険に晒すことを容認する結果になる。よく吟味しなくてはいけない核の扱いだ。

  • Nobu A さん

    2022年初版。何だろうこの消化不良感。まず、本著は誰を対象にしているのか。座談会のメンバーは4名。内1名、太田昌克はニュース番組で見かける顔。他3名は自衛隊・安全保障関係者。のっけからMADやINF条約等のアクロニムが飛び交い、次いでカウンターバリューやデュアルユース等のカタカナ英語が氾濫。読者無視のまるで井戸端会議の様相を呈している。まともに読めたのは第6章の日本の核抑止戦略のみ。結局、何が言いたいのか。明確な提言もなし。核の話になれば当然憲法にももっと触れるべき。もう少し丁寧に話を進めて欲しかった。

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