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ぐるぐる、和菓子 ポプラ文庫日本文学

太田忠司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591181348
ISBN 10 : 4591181340
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

なんてまっすぐなんだろう!
タイトルには「ぐるぐる」がつくのに、
本作を読み終ったあと胸に残るのは、
どこまでもまっすぐで、のびやかな若者たちの姿でした。
――坂木司(解説より)


ランチの煮魚を食べながら、
その作り方を科学的に検証してしまうほどの理系大学生・涼太。
変わり者の彼が出会ったのは、あまりに美しい和菓子だった。
そのおいしさにも魅せられた涼太は、
大学院に進まず和菓子職人になることを決意して製菓専門学校へ。
個性豊かな仲間とともに和菓子作りにのめり込むが、
餡子ひとつとっても一筋縄ではいかず――
和菓子の魅力あふれる、温かくて心においしい物語。 
【解説/坂木司】


■著者プロフィール
1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞。90年、長編ミステリー『僕の殺人』で作家デビュー。2004年、『黄金蝶ひとり』でうつのみやこども賞受賞。17年、『名古屋駅西 喫茶ユトリロ』で日本ど真ん中書店大賞小説部門3位。他の著書に、映画化された『新宿少年探偵団』のほか、「少年探偵・狩野俊介」「目白台サイドキック」「ミステリなふたり」などの各シリーズのほか、『奇談蒐集家』『万屋大悟のマシュマロな事件簿』『麻倉玲一は信頼できない語り手』『道化師の退場』など多数。

【著者紹介】
太田忠司 : 1959年愛知県生まれ。名古屋工業大学卒業。81年、「帰郷」で「星新一ショートショート・コンテスト」優秀作を受賞。90年、長編ミステリー『僕の殺人』で作家デビュー。2004年、『黄金蝶ひとり』でうつのみやこども賞受賞。17年、『名古屋駅西喫茶ユトリロ』で日本ど真ん中書店大賞小説部門3位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    ちょっと変わり者の理系大学生・涼太。和菓子の美しさに魅せられて虜になった彼が、和菓子職人になることを決意して製菓専門学校に入学する物語。製菓専門学校で涼太が班を組んで出会った同期四人の少女たち。少し変わっているものの、真っ直ぐで前向きな涼太の姿勢に少しずつ感化されてゆく班の仲間たちがいて、知ろうとすればするほど正解のないお菓子作りの奥深さに直面して、仲間の頑張りに刺激を受けたり、自らがどうあるべきか悩みながら、真摯に向き合って時には助け合い、成長してゆく彼らの姿に大切なものをたくさん教わった気がしました。

  • クキモン

    典型的な理系男子の主人公の涼太が、和菓子職人を目指す物語。コミュ障害レベルの理屈っぽい涼太だけれど、少しも嫌味がないのは、彼の人柄が素直で謙虚だからだと思う。育ての親の修さんと千春さんの大らかさも素敵です。製菓専門学校の若い学生さんたちが悩みや挫折に苦しみながらも、夢に向かった真っすぐに進む姿が清々しい。読了感は良。

  • 荒川叶

    人は生まれた時から基礎的能力カード持っている。経験で手に入るカードもあるけれど、自分がもつ最高のカードをより最高のカードへ作り上げる事が一番の武器になる。ないものねだりではなく、自分の中にあるカードをみがいていけたら幸せかな

  • NAOAMI

    一人はバリ理系で院生目指していたガチ朴念仁タイプの涼太、一人は自己肯定感が低くダメな自分に逃げ込む寿莉。二人の成長と共に和菓子を巡る迷宮に読者も迷い込む。とは言え小難しい蘊蓄本でもなく、レシピをミリ単位でどうこう突き詰めるものでもない。製菓学校の仲間たちと、それを見守るプロ職人の眼差し、その温もりと厳しさが上手くブレンドされた青春ドラマ。和菓子作りや餡子の評価を数値化・理論化したがる涼太の杓子定規な理系脳が可笑しい。一方、彼の生い立ち被せや実の母親どうこうは取ってつけな印象も。ドラマ要素詰め込み過多かも。

  • きょん

    徹底的に理系男子が全く畑違いの和菓子職人を目指し製菓学校へ入学する。同じ班の女子達も個性的で迷いながらも自分なりの将来像を模索していくのが青春って感じで眩しい。基本的に悪人のいない優しい世界だった。

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