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これからの男の子たちへ 「男らしさ」から自由になるためのレッスン

太田啓子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784272350476
ISBN 10 : 4272350471
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

弁護士ママが悩みながら考えた、ジェンダー平等時代の子育て論。

目次 : 第1章 男の子の日常にかかるジェンダーバイアスの膜/ 第2章 男の子にかけられる呪い/ 第3章 セックスする前に男子に知っておいてほしいこと/ 第4章 セクハラ・性暴力について男子にどう教える?/ 第5章 カンチガイを生む表現を考える/ 第6章 これからの男の子たちへ

【著者紹介】
太田啓子 : 弁護士。2002年弁護士登録、神奈川県弁護士会所属。離婚・相続等の家事事件、セクシャルハラスメント・性被害、各種損害賠償請求等の民事事件などを主に手がける。明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)メンバーとして「憲法カフェ」を各地で開催。2014年より「怒れる女子会」呼びかけ人。2019年には『DAYS JAPAN』広河隆一元編集長のセクハラ・パワハラ事件に関する検証委員会の委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • とよぽん

    太田さんの講演をオンラインで視聴し、著書も読んでみた。弁護士、小3と小6男子の母、離婚した太田さんは仕事と家事と育児に毎日忙しい。自身が幼い頃からジェンダー不平等、性差別を感じてきた。男性の意識と行動を変えるより、男の子を育てる過程でジェンダー平等を教えていく方が効果的と考えるに至る。対談3話も収録。特に小島慶子さんとの対談にスカッとした。男性も「男らしさ」の呪いに苦しんでいるという分析が鮮やか。一緒に社会を変えていこう、そのためには、一人ひとりが「おかしい」と思うことに対して声をあげるしかないと。

  • ルピナスさん

    我が家はTVに布を掛けており、日本のアニメや番組を観る機会が殆どなかったせいか、異性を巡るファンタジーを無意識にすり込まれる事がなかった。姉と弟の年齢差は2歳半。親である私達は、男だから女だからと型にはめず人間としてどうなのかと子供達に問うてきた。子供達は主に海外で育っているが、体の発達が早い子が多いため小6の初めで既にしっかりとした性教育を受けているが、同時に性別・人種等カテゴリー分けして人を判断しない価値観を軸として培った。やがて社会に出て驚く事が多いだろう。より良い社会の一助となる人間となって欲しい

  • コウメ

    男性の「男らしさ」を良しとする価値観が競争の勝ち負けの結果でしか自分を肯定できなかったり仕事や人間、異性関係に対して「上」の立場いることにこだわりすぎて対等な関係を築くことができなかったり自分の中の不安や弱さを否定して心身の限界を超えて仕事を打ち込んでしまったりする。/「セックスの人数=モテと感じる勘違い」モテを多数の女性と肉体関係をもつことを同一視している人がいる。女性とコミュニケーションをとって関係性を築いた上でのセックスではなく、女性の肉体をモノのように扱いその人数を「モテ」と認識し競争する勘違い。

  • りー

    2020年初版。著者は弁護士で小学生男児2人のお母さん。著者自身は女性ばかりの家で育っていて、男児を育てる難しさを考えたそうです。治安の良さを言われる日本の中で痴漢の被害は依然として多く、「スカートめくり」の文化は無くなったけれど「カンチョー」は未だにある、等の指摘になるほどと思いました。加害者側にまわる男性に多いのがコミュニケーションができないパターン。幼い頃から感情を忖度され、自分の言葉を封じられて育つのが危ない。男子はバカだから…で済ませてはいけない。ちょっと自分も反省したところがありました。

  • @nk

    著者はジェンダーに関する活動もされている弁護士。「有害な男らしさ」が自殺者やアルコール依存症の男性割合の高さに起因しているという指摘など、ジェンダー問題が他の社会問題と繋がっていることを示している。性被害に合わないためにではなく、起こさないために男子をどう育てるか。大人世代の矯正は諦め(退場を耐え待ち)、これからの世代をいかに誘えるかというスタンスは鮮烈。ただし日本の性教育の遅れを取り戻すためには大人世代の役割も肝要であり、このジレンマを打開する手法は中々見当たらない。そんななか⇒

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