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乙女の本棚 1 女生徒

Osamu Dazai

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845628780
ISBN 10 : 4845628783
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 〜乙女の本棚シリーズ。 / 日本の名作小説・太宰治の『女生徒』が、人気イラストレーターの今井キラにより、 / 鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る珠玉のコラボレーション。〜 / シリーズ共通巻末エッセイ: 最果タヒ「テレポートする言葉」 (B5変型判)

【著者紹介】
太宰治 : 明治42年(1909年)青森県生まれ。小説家。1935年、「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。『斜陽』などで流行作家となるが、『人間失格』を残し玉川上水で入水自殺した

今井キラ : 兵庫県生まれ。ファッションブランドAngelic Prettyや雑誌、小説の装丁画などに作品を提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナイスネイチャ

    図書館本。思春期の女子学生の心のうちを一日の生活で綴ってました。反抗期や大人に対する嫌悪感、背伸びしたいが大人になるのは嫌という微妙な乙女を太宰治が描く面白さ。

  • 吉田あや

    少女から女性へと変化の時にある女の子の脳内を描くその見事さに、何度読んでも新鮮に感動する。早口であろう次々と飛び去る思考、移りゆく気持ちは少女の期間を通り過ぎた人であれば見に覚えがありすぎて、まるで文字で見るアルバムの様。レエスやすみれ、古風なアンブレラ、絹レエスで編んだ黒い手袋。薔薇のワルツを夢見ながら、現在の自分をマッチ売りの娘と例える不機嫌さは少女そのもの。柔らかいピンクの夕靄に美しく生きたいと願ってすぐ、巡り巡る思考の中で夢を見、絶望し、(⇒)

  • J D

     太宰治何十年ぶりに読む。「女生徒」は初めてなはず。一言、面倒臭い少女だな。下着の刺繍と靴を買ってもらう代償に母の肩を揉む以外は、なんだその感情という感じ。朝起きてから夜寝るまでの少女の一日。誰しもこんな時期あるような無いような。充足感のない心は、こんな感じなんだろう。女生徒の姿を借りた太宰のつぶやきのような作品だった。挿絵は今井キラさん、さすが乙女の本棚の本領発揮。良かったです。

  • ままこ

    好きな本に紹介されていて気になり読んでみた。京極夏彦さんの文体に似ている。独白体で綴られる思春期真っ只中の少女の1日。眼を覚ました時の気持ちの表し方が複雑すぎて面白い。新聞の本の広告文が1番楽しいというのも納得。おやすみなさいも詩的。太宰治が描く文学的瑞々しい中二病。今井キラさんの雰囲気ある麗しい絵がお話にぴったりで素敵。〈乙女の本棚シリーズ〉

  • gtn

    朝は憂鬱だとか、飼犬「カア」が汚くて可哀そうと思う自分が嫌だとか、「女は、自分の運命を決するのに、微笑一つで沢山」であるとか、平凡な日常を繰り返しながら、些細なことで内省を深める少女。戦時下、"欲しがりません勝つまでは"と本気で思っていたのはほんの一部。大半は、この少女のように、自分の世界を守りながら生きていたのでは。ある意味レジスタンス。

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