太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません 河出文庫

太宰治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309416168
ISBN 10 : 4309416160
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;15

内容詳細

人間太宰治の生まの声。師井伏鱒二、作家木山捷平、私淑した小山清、若い友人高田英之助、内縁の妻小山和代と姦通した小館善四郎らへ送った、戦前の全百通の書簡。あふれる優しさ、誠実さ、含羞、そしてダメさ加減。編者小山清の解説も行き届く。太宰文学の舞台裏がここにある。

目次 : 木山捷平宛(昭8・3・1)/ 木山捷平宛(昭8・5・3)/ 木山捷平宛(昭8・9・11)/ 小館京宛(昭9・8・14)/ 山岸外史宛(昭和10・6・3)/ 小館善四郎宛(昭和10.7.31)/ 小館善四郎宛(昭10・8・21)/ 今官一宛(昭10・8・31)/ 今官一宛(昭10・9・2)/ 神戸雄一宛(昭10・10・4)〔ほか〕

【著者紹介】
太宰治 : 1909年、青森県金木村生まれ。作家。本名・津島修治。東京大学仏文科中退。在学中、左翼活動に従事。田部シメ子と心中未遂、ひとり助かる。36年、第一創作集『晩年』刊。当時、パビナール中毒に悩む。39年、井伏鱒二の紹介で石原美知子と結婚。戦後、『斜陽』で流行作家に。『人間失格』を残し、1948年、山崎富栄と玉川上水で入水自殺

小山清 : 1911年、東京・浅草生まれ。作家。1940年、太宰治を訪ね、以後師事。45年、太宰一家の疎開中、留守宅を守る。47年、夕張炭坑の鉱員となり、渡道。太宰の死を機に帰京、執筆活動に。後年、失語症に陥り、妻の自死にも遭う。1965年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    太宰が25歳から32歳までに書いた手紙(亡くなったのは38歳)。編者の小山氏は、解説によると太宰が最も愛した弟子だそうだ。編者は1965年に亡くなっておられるので、編集したのは半世紀以上前だろう。遺族に気を使われたのだろうか、結婚前後の時代の手紙が多い。手紙に出てくる作品についての註が分かりやすく、書かれた作品の背景もよくわかった。お金を無心する手紙が多く、まあよくもこれだけ…とも思うが、時代もそういうことにおおらかだったのだろうか。特に、何度も「泣きました」と書いてるのには苦笑。でも、たまんない。

  • 蓮子 さん

    師である井伏鱒二や友人の高田英之助、山岸外史、今官一、内縁の妻・小山和代と姦通した小館善四郎等へ送った、戦前の全100通の書簡を収録。生活苦の訴えやお金の無心、結婚についての相談、自身の作品について語っていたり、読むと太宰治の生活やその素顔が朧気に見えてくる。太宰は方々に迷惑をかけながらもどうにか善い人間になろうと手紙の中で繰り返し誠実な言葉を並べて誓っている。その姿が健気だ。そして友人の高田へ宛てた手紙は深い愛情が籠っていて2人の友愛の深さが窺い知れる。SNS全盛期の今日に於いて手紙の温かさを恋しく思う

  • thayami さん

    書簡で振り返る作品と人柄。【註】がそれらの理解を深める構成。作品の観点では、『魚服記』の”削除”と、『富嶽百景』の”書き出し”。迷いの有無と事後感が興味深い。人柄の観点では、井伏氏とのやりとりにおける姿勢と、やはり芥川賞を巡るやりとり。前者は、氏の回りくどさに、師への敬意と自身へのもどかしさ。後者は、焦燥感が先輩諸氏への葛藤につながる件。時系列的にも、神戸氏に語り掛けた「本然の美しさ」の件に、氏の葛藤が滲む。なお、井伏夫人が見合い当日に茶屋にいたのは、知らなかった。見落としていたのかな。

  • Y2K☮ さん

    25歳から32歳までに書かれた手紙100通。やはり戦後「斜陽」がヒットするまでは、小説だけでは生活できていない(必死に書いた原稿を出版社から突き返されるなんて事も普通にある。あの太宰が)。みっともないほど卑屈になって知人に借金を頼み、文字通りの平身低頭で実家の仕送りを受け取る。でも憎めない。甘え上手でありつつ嘘の中の真実を偽れない。だから皆見透かしてるのに気づかぬ振りで彼を助ける。日陰者。故に人の痛みが分かる。同じ様に苦しむ者を励ます筆の温もり。特に48は私宛だと思った。小説でも手紙でも彼は常にこっち側。

  • マリリン さん

    破滅への序曲を感じると同時に太宰の精神的変遷の一端を観たように思った。波乱の人生に翻弄されたが故に書く事が出来たであろう作品は、10代の頃はひたすら暗く感じ、日本文学から目を背けた一因でもあった。それは合わせ鏡だったのかもしれない。他人の手紙を読む失礼を承知で言うなら、太宰にとって晩年から終焉に至る頃の手紙を読んでみたいと思った。存在するならば。

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太宰治

太宰 治(だざい おさむ) 1909年(明治42年)6月19日 - 1948年(昭和23年)6月13日

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