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利生の人(仮)尊氏と正成 Php文芸文庫

天津佳之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904870
ISBN 10 : 4569904874
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

後醍醐天皇と同じ志を抱く足利尊氏と楠木正成。二人の忠義と友情は、陰謀に翻弄され引き裂かれていく。第12回日経小説大賞受賞作。

【著者紹介】
天津佳之 : 1979年生まれ。静岡県伊東市出身。大正大学文学部日本語・日本文学科卒業。書店員、編集プロダクションのライターを経て、業界新聞記者。2020年、本作で第12回日経小説大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんけんだ

    後醍醐天皇、楠木正成、足利尊氏が「利生」を志して鎌倉幕府を滅ぼし、建武の新政がはじまるが、やがて敵味方に別れて行く。尊氏の尊は尊治(後醍醐天皇)の名前からもらったとか、尊氏がなぜ離反したのかとか、正成と尊氏の関係とか、南北朝時代の始まりとか、面白く読むことができた。

  • KT1123

    利生とは、衆生に神仏の利益をもたらすこと。足利高氏(尊氏)と楠木正成、後醍醐天皇は、利生の世を目指して鎌倉幕府(北条執権家)を打倒し、後醍醐天皇は建武の新政を始めるが、政を担う公家の武家への侮りが理想を阻み、最終的に尊氏と正成が戦うことになる皮肉…、という感じなのだが、この時代に疎くて(^_^;) 戦闘シーンが詳しくて、足利には貴族的なイメージを持っていたのが覆されました。再読すればもう少し物語に入り込めるだろうか?

  • 鵜川161

    最後は、悲しい終わり方であった。作中では、感情の乏しい足利尊氏が、小説の最後に楠木正成の死を知り、慟哭することで幕は閉じる。とても良い作品でした。多くの人に読んでもらいたい。太平記を読んでみたくなった。

  • バナザード

    尊氏と正成。共に佳き世を作ろうとした同志でありながら、戦っていったことが切なく胸に迫った。息子同士も敵として戦っていくも、隣に墓?があるというのはこの切なさからの救いになるかな。

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