天文ガイド 2025年 3月号

毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介

■次世代スマート望遠鏡ＺＷＯＳｅｅｓｔａｒＳ３０登場小型軽量、価格も抑えられた新しいスマート望遠鏡ＳｅｅｓｔａｒＳ３０が新発売になります。これまでのスマート望遠鏡は天文ファン向けのものでしたが、手軽で安価になったうえ、上位機種に劣らないパフォーマンス持ち合わせているので、天体観測や撮影へのアプローチがより身近になりました。その実力や使い勝手をレポートします。■太陽望遠鏡「フェニックス」レポート「フェニックス」望遠鏡は、昼はＨαの太陽観測用の口径４０ｍｍの望遠鏡として。夜は対物レンズ前面に取り付けるフィルターユニットを外すと口径８０ｍｍの望遠鏡として、月・惑星・星雲などの観察に使えます。２ｉｎ１望遠鏡として注目されている「フェニックス」望遠鏡ですが、特に関心が集まるＨα太陽観測望遠鏡としての性能を紹介します。■ＰＨＯＴＯＧＡＬＬＥＲＹ２０２４年１２月から２０２５年１月にかけて、注目すべき天文現象が目白押しでした。そこで今月は読者がとらえた、土星食、しぶんぎ流星群、火星接近、Ｃ／２０２４Ｇ３アトラス彗星の作品を紹介します。■太陽分光器Ｓｏｌ’Ｅｘの製作（５）フランスの太陽分光装置の製作キットを使って、その製作から実際の観測までを紹介する連載記事ですが、第５回目は応用編で、市販の太陽望遠鏡では観測できない波長域を撮影する方法を紹介します。