天文ガイド 2024年 6月号

毎月の天文現象を国内外の最新データと共に紹介

■特集：リモート天文台のススメ？リモート天文台を利用すれば、自宅や職場、あるいは移動中の電車の中からでも、撮影地までの移動時間を必要とせず効率良く天体撮影を楽しむことができます。そんなこともあり、私設リモート天文台建設への興味が高まっていますが、建設には高額な費用を要すると思われがちです。そこで今回の特集は、三重県すさみにある、アイデア満載の手作りのリモート天文台の建設過程の様子や運用実例を紹介します。■２０２４年４月８日？メキシコ・アメリカ・カナダ皆既日食：４月８日（日本時刻では９日）に、メキシコ、アメリカ、カナダの広範囲も地域で皆既日食が見られます。特に今回の皆既日食は、地域によっては皆既食の状態が４分３０秒ほども続く非常に稀なもので、多くの天文ファンが遠征されます。６月号では、皆既日食で撮影された画像を中心に紹介します。■１２Ｐ／ポン・ブルックス周期彗星：４月に見ごろをむかえた１２Ｐ／ポン・ブルックス周期彗星が、夕方西の空で美しい尾を見せてくれました。アマチュア天体写真家がとらえた、１２Ｐ／ポン・ブルックス周期彗星を紹介します。■国立天文台長インタビュー：この４月から国立天文台長に就任された土居守さん。土居さん自身のこれまでの天文学への関わり、日本の天文学の現状、国立天文台のゆくえ、などのお話をうかがいます。