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モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム Nhk出版新書

大黒達也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140886939
ISBN 10 : 4140886935
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

やる気は意識的なものではない。無意識の「脳の意欲」が身体に伝わり、行動を起こすのだ―。新しいことが続くと、脳は情報処理で疲労する。一方で知っていることばかりでは「飽きて」しまう。予測から大きく外れず、かつ当たり前すぎない「微妙なズレ」によって脳はモチベーションを維持できる。気鋭の脳科学者が、脳の学習システムを通して意欲が高まる驚くべき仕組みを解説。

目次 : 第1章 脳は勝手に判断する―脳の予測とモチベーション(「脳のやる気」とは何か/ 脳のさまざまな学習と記憶)/ 第2章 「脳の壁」を壊す―変化と維持のせめぎあい(さまざまなモチベーション/ 対となるモチベーション/ これからの時代のモチベーション)/ 第3章 脳と思考の関係―意欲をコントロールする仕組み(脳内はどうなっているのか/ モチベーションをコントロールする脳のメカニズム/ モチベーションをコントロールするふたつの思考)/ 第4章 脳の「思い込み」―不満を減らすか、満足感を増やすか(やる気が失われる要因/ モチベーションを上げるヒント)第5章 最高のモチベーションのために―自ら意欲を高める(最高のモチベーションとは何か/ 内発的モチベーションを起こす)

【著者紹介】
大黒達也 : 1986年生まれ。博士(医学)。東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教。広島大学脳・こころ・感性科学研究センター客員准教授。ケンブリッジ大学CNEセンター客員研究員。オックスフォード大学、マックス・プランク研究所勤務などを経て現職。専門は音楽の脳神経科学と計算論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ehirano1

    モチベーションは感情でしかないと割り切っている私なのですが、「モチベーション脳」と言われると脳科学に興味がある私は気になってしまいます。本書はモチベーションを主観的に言及する他書とは異なり、「脳の統計学習」という観点から言及しており、その概念はもとよりその機能について大変興味深く読みました。

  • チャー

    やる気が起こる原理を脳の仕組みにも触れながら解説した書。図を多用し説明されており大変わかりやすい。物事への意欲は未知への好奇心から起こり、慣れによって徐々に下がる。ある程度理解できるけれどちょっとわかり難い予測や経験からの微妙なズレが好奇心を促進するなど、なるほどと思う点が多い。モチベーションの捉え方は時代の変化とともに見直す必要があるという指摘は印象的。技術の進化で変化する環境に伴い、人々が満足しやる気を起こす対象も変わってきている。対象に向かう姿勢を俯瞰し、自主性、成長、目的を意識することが肝要。

  • oooともろー

    外発的から内発的へ。自律や有能感。行動を起こすこと。色々と参考になりました。

  • 復活!! あくびちゃん!

    タイトルを見て「どのようにしてモチベーションを上げるか」という方法が書いてある類書を思い浮かべやすいのだが、そうではなく、この本は「誰もが生まれつき持っている脳の『統計学習』の機能」を有効に使い、無意識の「脳の意欲」が身体に伝わり、行動を起こさせるということを説明している。様々な論文を元にかなり細かく説明されているため、お気楽に読もうとしていた私には、冗長(端的に言うとツマラナイ)で分かりにくく感じた。何かすぐに結果が出るという本ではないが、これまでにはない視点から書かれているのは良いと思いました。

  • yuka_tetsuya

    モチベーションを「心の持ちよう」と考える壁が、我々の行動を抑制している。手の届きそうな面白さを嗅ぎ分ける心の「ワクワク」感を栄養として、とにかく体を動かして見ることで、脳を成長させることができる。ついつい、頭の中でモチベーションを高め、動くべき環境を整えてからでないと、動かない自分がいた。脳科学的には、全く逆であることを本書で知った。「適度な多動」がモチベーションを上げる最高の方法である。

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