Books

紙に刻まれた 広島 原民喜「小説集 夏の花」を読む

大高知児

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784385365886
ISBN 10 : 4385365881
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

原民喜が「ひどい衰弱と飢餓のなかで」「ひだるい躯を石油箱の机に鞭打ち」「赤貧と窮死に追詰めながら」書いたと記す六編の小説。静かに物語られた「稀有な体験の紀念」を、あの日から七十五年を経たいま、ていねいに読み解く。

目次 : 第1章 「夏の花」―作者は「原子爆弾」による惨状をどのように「記録」したのか/ 第2章 「廃墟から」―作者は「廃墟」という言葉をなぜ選び取ったのか/ 第3章 「壊滅の序曲」―『小説集夏の花』の「三部作」はどのように完結したのか/ 第4章 「小さな村」―「ひだるい」時空間と『小説集夏の花』の「後記」/ 第5章 「昔の店」―「物産陳列館の円屋根」はどのように見えたのか/ 第6章 「氷花」―疲弊の中の幽き希望と『小説集夏の花』の題辞/ 資料編

【著者紹介】
大高知児 : 1954年東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科博士課程(後期)中退。現在、中央大学全学連携教育機構兼任講師。専攻は、近・現代の日本語文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items