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ISBN 10 : 479931730X
Content Description
―これ以上、“がんもどき理論”の犠牲者を出してはいけない。いま、問題視されている近藤誠医師の言説“がんもどき理論”。早期癌や、進行癌でも転移のないものは、本物の癌ではない“がんもどき”で生命を脅かすには至らないから放置してよい、と近藤医師は説く。さらに、外科手術、抗癌剤、癌検診を強く批判する。近藤医師の指摘は癌医療に一石を投じる意味は果たしたが、その極論を信じ込んだために、治癒や延命の見込みがあるにもかかわらず、癌治療を諦めてしまう患者が増加して物議を醸している。「助かる命さえも死へ追いやられている現状を、看過することはできない」と、『孤高のメス』で著名な大鐘稔彦医師が立ち上がる。諦めずに癌と闘い、みごと生還を果たした癌患者の症例を数多く持つ大鐘医師が、“がんもどき理論”を真っ向から覆す!
目次 : 第1章 癌告知はタブー?(はじめての癌告知/ 癌告知にいち早く取り組んだ近藤氏 ほか)/ 第2章 乳癌をめぐって(先陣を切って乳房温存療法を提唱した近藤氏/ 日本で急増する乳癌 ほか)/ 第3章 早期癌は進行癌にならない?(検診で発見される早期癌は、本当に放置していい、“がんもどき”?/ リンパ節転移は放置できない? ほか)/ 第4章 進行癌を放っておけない理由(ボールマン2型癌は、“がんもどき”非ず/ “がんもどき”は死に至る病ではない? ほか)/ 第5章 根治は手術でしか得られない(癌の治療法は日進月歩 ほか)/ 第6章 奇蹟を生む抗癌剤(どんな薬にも副作用はある/ リスクを覚悟の上、抗癌剤に賭けてみる ほか)/ 第7章 放射線被曝の誤認(“CT検査で癌になる”は極論?/ 生きた証人)/ 第8章 近藤説は現代姥捨論(“癌死のすすめ”の暴論/ 癌は“治る病気”の時代に)
【著者紹介】
大鐘稔彦 : 1943年愛知県生まれ。1968年京都大学医学部卒。母校の関連病院を経て、1977年上京。民間病院の外科部長、院長を歴任。その間に「日本の医療を良くする会」を起会、関東で初のホスピス病棟を備えた病院の創設や、手術の公開など先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術68件を含む約6千件の手術経験を経て、1999年に30年執ってきたメスを置き、南あわじ市の公的診療所に着任。地域医療に従事して今日に至る。医学専門書のほか、エッセイ、小説を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ニッポニア
読了日:2025/01/19
りー
読了日:2015/09/25
のぼる
読了日:2017/05/10
naka
読了日:2025/02/09
Ryoichi Ito
読了日:2025/01/05
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