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特攻隊振武寮 帰還兵は地獄を見た 朝日文庫

大貫健一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022619402
ISBN 10 : 4022619406
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

太平洋戦争末期に、特攻帰還者を幽閉する「振武寮」という施設があった。そこでは上官が帰還兵を殴打し、怒声を浴びせ、再び生きて戻ることは許されない、と思わせる精神教育が行われた。元特攻隊員が、その知られざる内幕を語る驚愕のノンフィクション。

目次 : 序章 幽閉された軍神/ 第1章 「特殊任務を熱望する」/ 第2章 第二二振武隊/ 第3章 知覧/ 第4章 友は死に、自らは生き残った/ 第5章 振武寮/ 第6章 敗戦、そして慰霊の旅/ 終章 知覧再訪

【著者紹介】
大貫健一郎著 : 1921年福岡県生まれ、台湾育ち。拓殖大学卒。42年10月、陸軍小倉歩兵第14連隊入隊。43年6月、特別操縦見習士官制度に志願合格し、10月、大刀洗陸軍飛行学校本校に入校する。44年8月、陸軍特攻隊の一員に選ばれる。45年4月、特攻機で沖縄に向かうも不時着、その後「振武寮」に軟禁された。菰野陸軍飛行基地で終戦を迎える。戦後は建設機械リース業の会社を興し、1986年引退。2012年3月逝去。享年90歳

渡辺考 : 1966年東京都生まれ。早稲田大学卒。NHKディレクター。制作したテレビ番組に、NHKスペシャル「学徒兵 許されざる帰還〜陸軍特攻隊の悲劇〜」などがあり、ギャラクシー賞、橋田賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あや

    特攻隊、というものにお若い方はどういうイメージをお持ちであろうか。数年前、憲法9条を巡る加藤典洋さんの遺著についての鹿島茂さんと高橋源一郎さんの対談がコロナ禍前の東京堂ホールで行われ拝聴しに行ったことがある。その中でお若い教職の方がご質疑応答に立った。我々は憲法9条を光り輝く尊いものだと思っているけれど、今のさらにお若い方々は武器を手に日本を護ることがかっこいい旨の発言をすることを聴く機会が多いのだと仰せであった。びっくりした。特攻隊や特攻隊の生き残りがどんなにむごいものかこの書物は静かに語る。

  • エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

    2018年 8月30日 初版。。。この話は少し知っていた。初期の特効作戦で失敗した「軍神」を北九州に集めて、今一度特攻隊を編成したということである。再教育の上で今一度特攻にと、ここまでは知っていたが、その内容までは詳しく知らなかった。最終局面では整備も完全にできなくて、ある程度黙認であったとか、操縦士に拳銃を持たせたとか、特攻の生き残りの方の話をもとに、編集、構成、解説している本であった。機動部隊や航空戦など、ほぼ全て米国は日本の真似をしたが、カミカゼアタックは真似しなかった。

  • あや

    特攻隊の生き残りの大貫健一郎さんの手記。なぜ生き残ったかは紙一重の運命だった。戦後収容された収容所での人権侵害、戸籍上はすでに死んだことになっていて結婚する段階になってそのことが判明し戸籍を復活させる苦労。お嬢様である大貫妙子さんの単行本の帯のお言葉「父は特攻隊が美化されることを危惧していました」という言葉が重い。

  • Mao

    太平洋戦争が如何に愚かな行為だったかが分かる。決して繰り返してはいけない。 読むのは辛いけれど、多くの人が読むべき本だと思う。

  • やまた

    「特攻隊」って一体何だったんだろうか…を知りたかったのと、生きて帰った特攻兵たちが幽閉された!?という驚きとで手に取った。特操(特別操縦見習士官制度)一期生で生き残りの特攻兵・大貫健一郎さんの手記と、NHKディレクターの方の解説や時代考察からなる共著。大貫さんのパートがやはり壮絶で、ここまでボロボロの機体で出陣していたんだ…ということに驚愕。体当たりなんてもってのほかで、そもそも飛べなかったり、飛べたって到達前に迎撃されたりがこんなに多いとは。なのに『任務は死ぬこと』、生きていてはまずい。完全なる悪手…。

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