りんごの木を植えて ノベルズ・エクスプレス

大谷美和子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591169933
ISBN 10 : 4591169936
フォーマット
出版社
発行年月
2021年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p;19

内容詳細

たとえあした、世界が滅亡しようともきょうわたしはりんごの木を植える―これは、大好きなおじいちゃんがみずほに教えてくれたことば。おじいちゃんとくらす毎日に、みずほはことばの意味をかみしめる。大好きなおじいちゃんといっしょに過ごした日々。いまもわたしの心の中できらきらとかがやいている…ありがとう、おじいちゃん。心あたたまる家族の物語。

【著者紹介】
大谷美和子 : 1944年、福岡県に生まれる。『ようこそスイング家族』(講談社)で日本児童文芸家協会新人賞、『きんいろの木』(講談社)で野間児童文芸新人賞、『またね』(くもん出版)で日本児童文芸家協会賞受賞

白石ゆか : 紙版画、イラストレーション作品を中心に個展、グループ展などで作品を発表しながら、パッケージのイラスト、書籍、雑誌などのさし絵で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もぐたん さん

    自分らしく死ぬことは、自分らしく生きたことの集大成だと感じた。自分の年齢と、選択できる治療。病状と体力。こう生きたいという想い。周りの人間の希望と、本人の希望が一致しないとき、やはり、最後は本人の意思を尊重できたらいいなと思った。小学校高学年の課題図書だが、難しいテーマを柔らかく描いた、大人にもおすすめの一冊。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ) さん

    大腸がんが再発したおじいちゃんだったが、積極的な治療=延命治療を望まず。しかし孫のみずきはおじいちゃんに生きてほしいから治療を受けてほしい。どちらの気持ちも分かる。ちょうど父が同じように延命治療をせず、好きな事をしながら在宅看取りをしたのと重なり、後半は泣きながら読みました。「世界が滅亡しようともきょう、わたしはりんごの木を植える」・・希望を持つことで人は生きることが出来る。死を前向きに捉える、受け止めるのは大変だけど、話をして繋いでいく事で救われるのだと思う。

  • chiaki さん

    2022年高学年夏の課題図書。がんを患うも病院での積極的治療をせず家で普通に暮らすという生き方を選んだ祖父と、そんな祖父に寄り添い見守ることを決めたみずほたち家族を、移ろう四季の風景とともに厳かに静謐に描く。“人は死ぬのになぜ生きるのか”重いテーマが軸となっているものの、祖父とみずほとのやりとりは、なんとも自然で心地よく、やわらかな風のようでありゆったりと流れる川のよう。死は決して終わりではない。命は受け継がれてゆき、未来への希望を遺す。死とは、生きるとは…静かに目を閉じ考えたくなるような1冊。良書。

  • たまきら さん

    娘選択。じいじが大好きだった彼女にぴったりなチョイスだなあ…と、こそっと先に読んで思う。とにかく色々リンクするところに驚くけれど、がん患者が身近にいる、というのは結構あるあるなのかもなあ。娘の感想文が早く読みたいです。

  • わむう さん

    2022年青少年読書感想文コンクール課題図書・高学年の部。三世帯で暮らしている5年生のみずほ。大好きなおじいちゃんの癌の再発が見つかった。告知をされても冷静に受け止め、抗がん剤治療は行わず残された時間を病院ではなく自宅で有意義に過ごすことを選択する。家族はその選択と、病状の進行を静かに受け止めていく。感想文は書きやすい内容だと思います。

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