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日本人にとって英語とは何か 異文化理解のあり方を問う

大谷泰照

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784469245288
ISBN 10 : 4469245283
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2007
Japan

Content Description

幕末から明治の初めに訪れた異常なまでの英語ブーム以来、平成の今日まで幾度となく繰り返されてきた「親英語」と「反英語」との往復運動。その歴史を振り返りながら、今改めて英語を学ぶ意義を考える。

【著者紹介】
大谷泰照 : 昭和8年、京都府生まれ。昭和31年、大阪市立大学文学部卒業。桃山学院大学、関西大学、大阪大学、滋賀県立大学、各教授を経て、名古屋外国語大学教授。大阪大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。言語教育政策専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Nobu A

    2007年初版。大谷泰照先生著書初読と思いきや、以前にも他著を読んでいた。そして、本著との出合いに感謝。一言で表現するなら「犀利で深遠」。国際数学学力テストの話から始まり、最初は雲を掴むような出だしだったが、事実を緻密に積み上げ、慧眼とも言えるような分析と考察に息を呑む連続。歴史を紐解き、国際比較を交えながら日本の英語教育の歪みを浮き彫りに。「異文化理解」の本質を学んだ気がする。後半に促進の為の具体的提案がなかったのだけが唯一の不満。しかし、宝物を見つけたような感覚。珠玉の一冊。読み逃すところだった。

  • takao

    ふむ

  • Jinjin

    英語が唯一・最高のものと思う生徒を生み出していることが欠陥教育であると看破する。世界の言語の中の英語として、言語教育をより相対化させ、広い意味での異文化理解に努める必要があると実感。CEFRがEUで導入された背景なども何も知らず、外部試験化でその単語を連呼するのは恥ずかしいことだと反省。

  • hiromin3

    とても、バランスが良く取れた英語教育論だと思う。英語以外の外国語も大事だということがよくわかる。英語教育批判がグローバル化批判になってしまう場合があるが、この著者は、外国語を異文化の理解と結びつけているという点で貴重だと思う。

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