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ウシのげっぷを退治しろ!

大谷智通

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845117895
ISBN 10 : 4845117894
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

げっぷの正体「メタン」の温室効果は二酸化炭素の25倍!対策のカギは、意外なあの“食べもの”。日本発の最新科学で地球を救え!

目次 : 第1章 地球がどんどん暖かくなっている(地球温暖化と気候変動で起きること/ まず太陽が地球を温める/ 地球を循環する太陽のエネルギー/ 温室効果と温室効果ガス/ 人間が大量に発生させる温室効果ガス/ くり返されてきた気候の変動/ 地球温暖化への国際的な取り組み/ 温室効果ガスを削減せよ/ 地球温暖化対策のカギはウシのげっぷ)/ 第2章 ウシのひみつ(ウシの祖先/ さまざまなウシ/ 反すうという食べ方/ 繊維質は消化できないはずなのに/ ウシ最大の秘密―巨大発酵タンク「ルーメン」/ ウシ以外の動物も微生物の力を借りている/ ウシの胃は微生物の宇宙/ だ液で維持される微生物にとって快適な環境/ ウシは微生物を「食べて」いる/ 緑の草から白いミルクができるまで/ メタンのげっぷをするわけ/ ウシ1頭の環境負荷は自動車1.7台分)/ 第3章 メタンを減らす物質を探せ(「ウシは悪くない」/ 抗生物質の代わりを探せ/ 広大な砂漠から一粒の金を探す/ 研究室に持ち込まれた「カシューナッツ殻液」/ 思わぬ大発見/ 動物実験でも成果を確認/ なぜカシューナッツ殻液はメタンを減らすのか/ 日本初のメタン削減飼料「ルミナップ」/ 世界中で研究開発が行われている)/ 第4章 ウシとヒトとの新時代(2050年の畜産の姿/ 日本発・地球と人類を救うプロジェクト/ 21世紀の「アポロ計画」/ 科学者たちが連携して新技術を創り出す/ 牛海綿状脳症を引き起こした肉骨粉/ 草100%のえさに戻そう/ 牛肉とミルクは栄養満点/ 畜産を未来に残す)

【著者紹介】
大谷智通 : 1982年兵庫県生まれ。東京大学農学部応用生命科学課程水圏生命科学専修卒。同大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻修士課程修了、同博士課程中退。在学中は魚病学を専攻し、魚介類の感染症・寄生虫病の研究を行っていた。都内の出版社勤務を経て独立。現在はサイエンスライターとして、農学・生命科学・理科教育・食などをテーマに執筆を行っている。ほかに、編集者、出版プロデューサーとしても活動をしている。共同事務所「スタジオ大四畳半」代表

小林泰男 : 北海道大学大学院農学研究院特任教授。京都府綾部市生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士前期課程修了。三重大学を経て、2000年に母校の北海道大学へ。動物のおなかの仕組みを科学の目で調べる「動物機能栄養学」を研究し、ウシのげっぷに含まれるメタンの削減に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tomtom

    牛がメタンを出すのは仕方ないけど、メタンを出すことによって牛も病気になるらしい。牛のためにもメタンの発生が少なく出来るようになるといいな。EUでは2006年に禁止されている家畜への抗生物質の使用が今でも禁止されていなかったことにも驚いた。

  • ろべると

    ウシのげっぷが地球温暖化に影響していることは知っていたが、わかりやすい説明で理解が深まった。胃の中で微生物により草が分解する際に大量のメタンが出るのだ。微生物の助けで草からたんぱく質を作るとか、血液からミルクができるとか、知らないことばかり。後半はメタン排出量を減らす研究の紹介。あとがきでも触れられているが、ウシが悪いわけではなく、温暖化の元凶は人間なのだ。それを牛乳や牛肉のためにウシを繁殖させ、今度は影響があるから数を減らせでは、あまりに身勝手が過ぎる。人間と家畜、いや生物全体の共生を考えていきたい。

  • oooともろー

    ウシのげっぷに含まれるメタンガスを減少させる最先端の研究。日本が珍しく先進国だったとは。

  • ゆき

    ゲップが温室効果ガスだということはしっていましたが、皆さん躍起になって退治しようとしてくれていたんですね。素敵!もっと評価されてほしい。 牛さんに負担かからない天然の飼料であること!大事。 未来は明るいかな。

  • かめりあ

    概論レベルだが、地球温暖化に関しての説明と、その背景の中で畜産が果たす役割についても解説されており、非常に分かりやすい内容となっていた。この本を契機に、詳細な各分野の理解を深めていきたい。

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