Product Details
ISBN 10 : 4911390042
Content Description
1995年1月の朝、阪神・淡路大震災により、神戸のまちは崩壊した。
それから30年以上を経て、一見まちにはその傷跡すら残っていないようにも見える。
しかし、地下深くで静かに、「揺れ」は続いている。
本書は、阪神淡路大震災を起点に、被災地で見たもの、そしていま見えているもの通じて、神戸の地殻変動をたどるエッセイ集だ。
ジャーナリストであり、詩人である著者は語る。
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本書に収録した物語は「かつて震災があった」というむかし話ではない。震災はひとつの舞台であり、そこで経験される都市と身体、記憶と報道、あるいは希望と諦観といった営みを描きだそうとする試みとして物語はある。
それは被災した街や人々にむけた静かなオマージュであると同時に、「都市に生きることのはかなさと持続」を問い直す作業でもある。(序文より)
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大震災の“後”のまちは一体どうなっていくのか。
本書はその答えの一端を示します。
【著者紹介】
大西昭彦 : 1961年兵庫県生まれ。同志社大卒、神戸大学大学院博士課程前期修了。ユーゴスラビア内戦、インド、上海ほか取材。ジャーナリスト、詩人、大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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