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イタリア食紀行 南北1200キロの農山漁村と郷土料理 中公新書

大石尚子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121028532
ISBN 10 : 4121028538
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

「隣町に行けば言葉もパスタも変わる」。イタリアンの魅力は味のみならず、その多様さにある。
地域の風土・歴史に根ざした食材や伝統料理法が継承されているのだ。
著者は南・北・中央・島々の食文化を巡り、ポベラッチャ(貧乏食)の知恵を足と舌で探る。
またアグリツーリズムや有機農業、スローフード運動など、地域再生のソーシャル・イノベーションに注目。
人口減少が進む日本の地方にとって、有益なヒントを示す。

【著者紹介】
大石尚子 : 1973年生まれ。兵庫県出身。95年大阪外国語大学イタリア語学科卒業。アパレル商社勤務、在ミラノでのファッションコンサルタント助手などを経て、2007年同志社大大学院総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーション研究コースに入学、11年同博士課程修了。10年より龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター(LORC)にて活動。15年より龍谷大学政策学部准教授。23年より同教授。18年5月〜19年3月イタリア・プーリア州にて在外研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • すくすく

    イタリアの食と生産品の付加価値を訴求する仕組みと農村の活性と…。各地域の食のこだわりが伝わって来る。著者のフィールドワークの範囲の広さを知る。もっとイタリア食に前提知識があったらもっと面白く読める気がする

  • 預かりマウス

    題名からイタリアの食文化とそれにまつわる各地の歴史やエピソードを辿る内容かと思っていたが異なり、産業的・農業経営的な観点、それもSDGs的な、コンテンポラリーな内容が大半となっている。歴史についても特に島嶼部の章は触れられているが全体的には少ない。アグリツーリズム、スマート農業、有機農業、六次産業化、地産地消、若者の農村回帰等々、日本でも話題になっていることはイタリアでも同様なグローバルな課題であることがわかる。ミスリードな表題であり内容も少しSDGs感が強すぎるのだが、読んでいて落ち着く文体ではあった。

  • ももいろ☆モンゴリラン

    都市部の大学で学んだ若者が村に戻って、ボトムアップで各地のプロジェクトが興って、アグリツーリズムとしてイタリアの観光資源が豊かになっていくの、正直とても羨ましい。イタリア語というか、ちょっとラテン語知りたくなってきたな…

  • pushuca

    食だけではなく、イタリアの歴史・地理にもやたら詳しくなった。

  • schole

    以前イタリアで現地ツアーに参加した時にある食べ物にいたく思い入れがある現地の人の声を聞いた。そのときに初めてイタリアが国として統一されたのが比較的最近であり、より小さい単位での共同体の結びつきが強いことを知った。この本はそれを裏付けるかのようにエリアごとの地理や複層に折り重なった文化によって食べ物の特色が積み上げられていく。特にカルボナーラの歴史は比較的浅い事やシチリアで特異的に砂糖が料理に使われるようになった背景は興味深い。過疎化した農村はいくつもあるが、土地の持つ魅力を広める方法は日本にも参考になる。

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