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いいえ私は幻の女

大石大

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396636692
ISBN 10 : 4396636695
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan

Content Description

小江戸川越の街にひっそりと佇む「Memory」は“記憶を消してくれる”カフェ。不思議な力を持つ家入蘭のもとに、過去の失恋やトラウマに苦しむ人々が、今日も引き寄せられるようにやってくる。最愛の人に先立たれ生きる気力をなくした坂下麻季は、自分のことは忘れてほしいという亡き恋人の遺志により、Memoryを訪れた。記憶が完全に消去されるまでの間、川越の街をぶらつく麻季。そこに死んだはずの恋人が現れて…。麻季の最後のデートを描いた「あなたに似た人」や、表題作「いいえ私は幻の女」のほか、驚きと感動せまる追憶の物語集。

【著者紹介】
大石大 : 1984年、秋田県生まれ。法政大学社会学部卒業。2019年『シャガクに訊け!』で第22回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • モルク

    川越の商店街にひっそりあるカフェ「Memory」の2階で記憶を消す仕事をしている家入蘭。彼女のもとを訪れる依頼人の失恋の思い出、過去のトラウマなどを彼女の不思議な力で消すことができるそんな依頼人や店の外での出会いさらに…を描く連作短編集。時系列に戸惑ったりしたけど楽しめた。私?消したい記憶などありません。消したくなくともどんどん忘れていっているし…現在があるのは負の部分も含めてだと思っているから。

  • いなばさくら

    連作短編風ライトミステリというか、SF風日常の謎系物語。わたしは結構この方の作品が好きで全作読破するつもりなんですが、本作も結構お好みでした。いやでも美川憲一さんのヒット曲を連想させるタイトルで、その表題作を含め身につまされるようなエピソードがたっぷりで、ミステリ系を欲していないうっすら感動系を求めている方々にも楽しんでいただけるお話だと思います。全編を通じての謎構成はそんなに複雑ではないのでそっちには大きな驚きはなかったですが、そもそもこういうエンディングとは思っていなかったのでちょっぴり感涙でした。

  • igaiga

    30万円で消したい記憶を失くせるという。その前に消したいキッカケになった人ともう一度出会える。それで本当に消したいのかどうか。最初の1話、2話はそういうスタイルでしたが、3話目からは少し脇にそれた感じ。表題作でもある4話目が一番謎でした。そちら側の「あかりさん」にも意思があるのかー。

  • ともりぶ

    初読み作家さん。不思議なお店に訪れる客との連作短編集と思いきや、店の外での出合いだったり、タイトルどおりの幻の女だったり、思いがけないつながりで楽しめた。内容とは無関係だが、「♪いいえ私はさそり座のおんな」が頭から離れず困った。

  • ICHI (atomic)

    初作家 そこは『記憶を消せる』カフェ 記憶を消すまでの三時間、依頼人に奇跡が起きる——— 書影も題も雰囲気があって、物語の世界へ吸い込まれていくような感覚がまた良い。連作短編集になってて読みやすかったし切なかった。 あなたの幸せをただただ願っています。

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