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世界を一枚の紙の上に 歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生

大田暁雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784274227851
ISBN 10 : 4274227855
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan

Content Description

いまから200年以上前に制作された、一枚の図―この図は、「近代デザインの父」とされるモリスらの活動を半世紀以上も先行していただけでなく、現代のダイアグラム表現を凌駕する、高度な領域に達していた!?デザイン史を揺さぶるこのグラフィックは、なぜ、制作されたのか―「世界を描く」という不可能に挑戦した人たちの知られざる科学的グラフィズム150年の軌跡。雑誌『アイデア』の連載を書籍化。

目次 : 第1部 「自然画」と生態学的視線の芽生え(世界を一枚の紙の上に―近代デザインの祖としてのアレクサンダー・フォン・フンボルト/ 「コスモス」の視覚化―ハインリヒ・ベルグハウスの『自然アトラス』とフンボルティアン・グラフィズムの展開)/ 第2部 近代社会のタブロー(「社会」を描く―国民国家の確立と初期の統計グラフィック/ 再組織化される国土―シャルル・ジョセフ・ミナールの流動地図/ 政策としての統計図表―エミール・シェッソンの『図的統計アルバム』)/ 第3部 地球の再組織に向けて(地球の「描き方」―エリゼ・ルクリュの地図批判/ 視覚言語による社会革命―オットー・ノイラートの『社会と経済』アトラス/ 「世界」を収集し、分類し、体系化する―ポール・オトレの20世紀型“百科全書”)

【著者紹介】
大田暁雄 : デザイン研究家、デザイナー、プログラマー。1981年愛知県生まれ。武蔵野美術大学修士課程修了、芝浦工業大学博士課程単位取得退学。ダイアグラム・主題地図を中心とした情報視覚化の研究を行う。『世界を一枚の紙の上に―歴史を変えたダイアグラムと主題地図の誕生』が初の単著となる。2019年より武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yyrn

    昔々、初めてフンボルトが作製した赤道直下の植物地理学の草分けとなった「自然画(タブロー・フィジック)*標高によって植生が劇的に変わることを視覚的に明示した、しかも大陸が異なってもほぼ同じことが明示された主題地図」を見た時の感想は、なるほどねという程度だったが、これを作製した18世紀末の移動が帆船と馬しかない時代のことだと思えば、ものすごい労力と洞察力の賜物であることが後から理解できたし、これが後々の学術や意匠・デザインにまで大きな影響を与えた一枚となったという解釈にも、大いにうなずくことができた。

  • 月をみるもの

    ブラウンの「世界を僕の手の上に」 (Space on my hands) を連想させる題名。 次は、ルクリュと石川三四郎のことを書いた本を探して読まねば。

  • Hiroki Nishizumi

    地図は大好きだが、著者の視点は少し違っていた感じだ。なかなか奥深い。

  • ますみ

    地図・主題図やダイヤグラムについての解説本。 フンボルトの自然画によって植生が描かれ生態学に続いていく流れが良かった。 博物学的なフェーズがあって図画やイメージが理解と発展を駆動して科学になっていくみたいな話を大学の英語の授業で聴いたなぁと思い出した。 また「自然アトラス」の解説も良かった。それぞれの図について主題からくる工夫を伺えます。また当時の図の綺麗さや主題と時代の関係も感じれました。「Berghaus'」で調べるとWEBでも閲覧できます。 文法と主題の関係に関心があったことを思い出せた。

  • takao

    ふむ

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