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ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」 「自己感覚」から「心情」へ 九州大学人文学叢書

大澤遼可

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798503479
ISBN 10 : 4798503479
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan

Content Description

ドイツ初期ロマン派の詩人ノヴァーリス(1772‐1801)は、「世界の意味」の喪失という問題意識を提起し、自らの詩学的使命を「一冊の書物に宇宙を見出すこと」だと言明している。この命題には、人間による世界認識の過程である「世界の書物化」と、記述を通じた世界創造の過程である「書物の世界化」という二方向の活動が集約されている。この双方向的活動を、統合的感官だとされる「眼」を起点に論じる。哲学・自然科学・詩学にまたがる詩人の思考の複雑性を明晰に分析・叙述する、包括的ノヴァーリス研究。

目次 : 第1部 世界の書物化(「フィヒテ研究」におけるノヴァーリスの認識論/ 『夜の讃歌』論/ ノヴァーリスの自然科学研究/ 視覚と身体)/ 第2部 書物の世界化(「科学的な聖書」/ 『ハインリヒ・フォン・オフターディンゲン』論)

【著者紹介】
大澤遼可 : 1988年生まれ。2016年より一年間ミュンヘン大学に交換留学。2022年九州大学大学院人文科学府博士後期課程修了(独文学専攻)。現在九州大学大学院人文科学研究院助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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