Product Details
ISBN 10 : 4065276837
Content Description
近代化とは「西洋」出自の概念や制度、とりわけ資本主義が世界を制覇する過程である。その文明的アイデンティティはキリスト教にこそある。なぜイエスは殺されたのか?どうしてたった一人の男の死が、これほどまでに深く、広い帰結をもたらすことになったのか?著者のライフワークとしての強靭かつ執拗な思索は、この“世界史”上のミステリー中のミステリーから始まる。
目次 : 普遍性をめぐる問い/ 神=人の殺害/ 救済としての苦難/ 人の子は来たれり/ 悪魔としてのキリスト/ ともにいて苦悩する神/ これは悲劇か、喜劇か/ もうひとつの刑死/ 民主主義の挫折と哲学の始まり/ 観の宗教/ 闘いとしての神/ 予言からパレーシアへ/ 調和の生と獣のごとき生/ ホモ・サケルの二つの形象
【著者紹介】
大沢真幸 : 1958・10・15〜。社会学者。長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞、『自由という牢獄 責任・公共性・資本主義』で河合隼雄学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
