Product Details
ISBN 10 : 4061543210
Content Description
分離・精製のための装置は主に平衡条件にもとづいて設計され、操作される。分離・精製の装置は完全に平衡状態で運転されるわけではないが、平衡にない場合でも、基準とすべき平衡状態を知ることはきわめて重要である。したがって、分離・精製を必要とする分野では、相平衡の学習が必須である。本書は、これまでに発表された相平衡の理論と計算法から最重要なものを選択し、歴史的背景を踏まえつつ詳細に解説している。また、各理論と計算法を実際の分離装置の適正な設計に活かすために、相平衡の計算例を示した。本書は、分離や精製に従事する全ての技術者・研究者に必要であるが、特に石油精製工業をはじめとする化学工業の諸分野、環境分野などで分離技術に携わる技術者、ならびに化学工学熱力学の研究者・大学院生にとって必読の書である。
目次 : 第1章 気体・液体の性質/ 第2章 実在気体/ 第3章 熱力学の基礎/ 第4章 相平衡の熱力学/ 第5章 相平衡の基礎/ 第6章 気液平衡/ 第7章 液液平衡/ 第8章 溶解平衡/ 第9章 固液平衡/ 第10章 吸着平衡
【著者紹介】
大江修造 : 昭和37年、東京理科大学理学部応用化学科を卒業後、石川島播磨重工業株式会社(現IHI)に入社。昭和38年、同社の国内留学制度により東京都立大学大学院平田光穂研究室に派遣。昭和46年、博士号(工学博士、東京都立大学大学院)を取得。昭和48年、米国のFractionation Research Inc.(FRI)において、アングルトレイの研究開発に従事。平成3年より、東京理科大学教授。平成12年よりFRI顧問、日本開発工学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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