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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 Ga文庫

Fujino Ohmori

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797386776
ISBN 10 : 4797386770
Format
Books
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

理知を備えるモンスター『異端児』との邂逅も束の間、ベルはウィーネと引き離されてしまう。懊悩の日々に埋もれるベルだったが、ウィーネにも魔の手が迫ろうとしていた。そして、「武装したモンスターの大移動を確認!ギルドは討伐任務を発令します!!」暴走する『異端児』によって賽は投げられた。引き鉄となったのは暴悪な狩猟者達、代償は都市の全派閥を巻き込む動乱。激動のオラリオで少年は決断を迫られる。憧憬と怪物、現実と理想、英雄と罪人。人類とモンスターの狭間で、ベルは―「君は、本当に愚かだな…」これは、少年が歩み、女神が記す、“眷族の物語”

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • θ(シータ)

    「ベル・クラネル、てめーは兎なんかじゃねえ!てめーは蝙蝠だ!!」少年は決断した。たとえそれが愚かな選択であるとしても仲間を、家族を救うために。もしかしたら侮辱されるかもしれない蔑まれるかもしれない。何より憧憬の少女に嫌われるかもしれない。でも、あの差し伸べた手が、温もりが、彼女を守ると決めたあの誓いがーー忘れられない。その行動で偽善者と罵られようとも少年は『怪物』の少女を救おうとする。名声も地位も今まで培ってきたもの全てを投げ捨てることになっても。果たして少年は何を得て何を失う?星4つ【⭐️⭐️⭐️⭐️】

  • まりも

    少年の歩みを記した眷属の物語の10冊目。『異端児』と呼ばれる者たちの存在を知ったベルに、英雄としての真価が問われる事になる話。これまでとは違って、なんとも後味の苦い結末となっていましたね。心を持ち言葉を交わすことが出来る『異端児』。例え偽善者と呼ばれ、非難されようと彼らを救おうとするベルの決断は、愚行であると同時にどこまでも正しい彼らしいもので読んでいて心を揺さぶられました。救えたものもあれば失ったものも大きく、地に堕ちた名声と共にベルの英雄へと至る道も閉ざされてしまうのか。今後の展開から目が離せません。

  • チェシャ猫

    最後の救いはよかった。最後は転生系で終わるかと思ってました。そういえば、新キャラの牛は実はベルくん因縁のミノタウロスの転生じゃないよね。今回は新規キャラがいっぱい出てきた上に既存も無理やり出したような感じがして、もう少し既存キャラの出番を減らしても良かった気がします。茨の道を歩き出したベルくん。今回の問題も ハッピーエンドの様に見えて問題は山積み状態。ヘルメスも作を練り始めたようで、上下巻というより、まだ続きの刊が残ってそうな終わり方。次の巻も楽しみデス。

  • よっち

    理知を備えるモンスター「ゼノス」と邂逅し、ウィーネを同胞たちに託したベル。しかしウィーネたちを暴悪な狩猟者達が襲ったことで復讐に燃えるゼノスたちが街を襲撃、悩めるベルが討伐隊に組み込まれる第十弾。心を持ち言葉を解するゼノスたち。自らの有り様を大きく揺さぶられていたベルに突きつけられた究極の選択。苦渋の決断は正しくとも愚かしい、けれどとても彼らしいと感じるもので、それによって救われたこともあったとは思いますが、代償として名声も地に落ちてしまったベルがどう再び這い上がるのか、今後の展開が気になるところですね。

  • 西郷さん

    読み終えて思ったのは、「本当に400ページも有ったか? 」でした。それは中身がスカスカだからではなく逆に濃密すぎたからこそ懐いた思いでした。てか、なによこれ。いろいろ話の展開ヤバすぎでしょ。つか、熱すぎるっしょこれ。か弱きウィーネを護るために敢えて己が憧憬であるアイズと対峙し、オラリオ中の人々の不興を買うとは全くもって愚者と呼ばれても仕方がない。にも拘らず、何なんだ、この清々しい読後感は……。普段の私ならイラッ☆としちゃうはずなのに何故ベルの愚かしい所業は許せてしまうのか。応援したくなってしまうのか。

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