文学賞メッタ斬り!ファイナル

大森望

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784891949754
ISBN 10 : 4891949759
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
371p 19cm(B6)

内容詳細

長年(一方的に)ライバル関係にあった石原選考委員の辞任を受けての特集。直木賞作家・道尾秀介、芥川賞作家・円城塔との受賞直後の鼎談などなど。

目次 : いいね!直木賞―受賞作家、道尾秀介と語る/ グッジョブ!芥川賞―受賞作家、円城塔と語る/ さらば、石原慎太郎!―五六年の文壇生活を斬る!/ 芥川賞・直木賞メッタ斬り!/ 文学賞対策委員会―芥川賞を一〇年間停止せよ!ゲスト:東浩紀・佐々木敦/ 文学賞「噂の真相」2010/ 恒例の選評・選考委員メッタ斬り!2008〜2012/ 決定!「文学賞メッタ斬り!」大賞・新人賞

【著者紹介】
大森望 : 1961年生まれ。SF翻訳家・書評家

豊崎由美 : 1961年生まれ。ライター。またの名を、トヨザキ社長。「GINZA」「本の雑誌」「TV Bros.」などで書評を多数連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • めしいらず さん

    主に芥川賞・直木賞の候補作品と選考委員の選評を、黄金コンビが歯に衣着せぬトークで斬りまくるシリーズ完結編。受賞インタビューが話題となった田中慎弥、西村賢太の回が愉しい。146回の芥川賞を最後に選考委員を辞任した元都知事閣下を惜しむ(?)コーナーが白眉。氏が選考会でどういう発言をし、どういう選評を遺して来たかを知る。もう面白過ぎて腹の皮がヨジれた。選考委員を降りたホントの理由も判明。今作には数多ある文学賞受賞作の採点と感想が載っていなくて残念。2段組3段組で構成されているので、ページ数の割にボリューミー。

  • ひめありす@灯れ松明の火 さん

    この世に他人の噂話と悪口程に楽しい物はない。横からやいのやいのと合の手を入れる事程面白い事はない。読書子ならば厭よ知らぬよ興味ないよも好きの内年に二度のお祭り騒ぎ、芥川賞と直木賞。永遠の好敵手慎ちゃんの勇退を受け四年分の粋を集めてこれにて書籍はお役御免。あとは野となれ山となれニコ生となれ。感想も論評も概ね自意識と自己主張の塊と分かっていても、何でこんなに面白いのかの。気になる他人の読書事情。所で裸に刺青に本当のおっちゃんが踊る表紙の本を読む女子を見て、ぷっと笑う相席のおっちゃん。あなたの感想も知りたいの。

  • 中玉ケビン砂糖 さん

    大森望、豊崎由美、佐々木敦は、瞠目すべき知識欲と情報量だけが能なので、参考にする程度ならいいが、決して信者になってはいけない三御大。東浩紀と佐々木中は、哲学畑の本ならギリギリセーフだが、それ以外で「激賞!」とか言ってたら少し警戒すべし。角田光代はどんな本でもすぐ褒めるから御法度。一番信用がおけるのはもはや円城塔くらいだ。文学は一体どこに進もうとしているのか……。

  • 山田太郎 さん

    若手ばっかりだと重みに欠けるし、大御所ばっかりだと、新しいもんが理解できない気もするんで、なかなか難しいとは思うけど。石原慎太郎昔は嫌いだったけど、今は好きになってきたのは、なんでだろう?見てたら面白いけど、あんまり関係もちたくないな、そんなことはないだろうが。

  • booklight さん

    もう12年も前の本だけど、当時のことを思い出して楽しめた。読書量も豊富で、職業意識もある二人がきちんと候補作を読み込んで望んでいるので、妙な安心感がある。もちろん悪舌が滑って言いすぎることも多いけど。かつては石原慎太郎や渡辺淳一いじりがメインだったが、だんだんとおかしな人もいなくなり、まっとうな選考委員になってきた。そうなると面白おかしくいうこともなくなり、まっとうな批評になってしまうので、エンタメではなくなってしまったのでファイナル。潔いけど、普通の深めの文学雑談でも続ければ、楽しめるのに、とも思う。

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