Product Details
ISBN 10 : 4876988579
Content Description
“歴史”とは、過去の出来事を徹底調査し客観的な“事実”を取り出して、これを記述したものだと、一般には受けとめられている。しかし、ポストモダニズムの台頭以来、歴史とは歴史家が過去についての見かたをそれぞれに語った物語にすぎないのであり、過去をそのまま復元したものではないという批判がある。本書は歴史学の原点である古代ギリシアの歴史家の見解を検討し、歴史を書くことの可能性についてあきらかにする。
目次 : 序章 いま何が問題なのか―ポストモダニズムと歴史学/ 第1章 歴史叙述の起源/ 第2章 ヘロドトス―事実とは情報である/ 第3章 トゥキュディデス―事実とは解釈である/ 第4章 ポリュビオス―事実の正確な理解を/ 第5章 「循環史観」という神話/ 第6章 ランケの歴史学とその後―事実とは史料である/ 終章 何が可能か
【著者紹介】
大戸千之 : 1942年生まれ。1970年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。京都大学文学部助手、立命館大学文学部助教授、教授をへて現在、立命館大学名誉教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ポン
読了日:2013/11/19
ゆたか
読了日:2013/02/12
Pyonkichi
読了日:2018/05/22
ハルバル
読了日:2014/11/28
Undeutliche
読了日:2015/02/22
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