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「動かない」と人は病む――生活不活発病とは何か 講談社現代新書

大川弥生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062882071
ISBN 10 : 4062882078
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「動かない」から「動けない」。高齢化時代の新しい常識!誰の身にも起こりうる病気を徹底解明。

目次 : 病気がきっかけで生活不活発病に/ 本人と家族の積極的取り組みを/ 外の世界とのかかわり/ 日常生活の中で/ 障害に生活不活発病が加わることも多い/ 「寝たきりを防ぐ」から「つくられた歩行不能を防ぐ」時代へ/ 遠隔介護予防のすすめ/ 病気としての生活不活発病の特徴/ 生活不活発病研究の歴史/ 善意の支援が生活不活発病を生む?/ 人が「生きる」ことの構造

【著者紹介】
大川弥生著 : 佐賀県生まれ。久留米大学医学部大学院修了。医師・医学博士。東京大学助手、帝京大学助教授を経て、現在、(独)国立長寿医療研究センター生活機能賦活研究部部長。専門は、生活機能学、リハビリテーション医学、介護学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • かっぱ

    「生活不活発病(別名・廃用症候群)」とは何か。この本のタイトルにあるように「人は動かないと病む」ということ。「社会参加」が制限されて「生活機能」を使う機会が減ると「心身機能」が低下して「病気(生活不活発病)」になってしまう。「年だから」と言って年齢のせいにしていることも実はこの「生活不活発病」である可能性がある。宇宙飛行士が無重力状態という身体に負荷が掛からない中で生活していると「骨」や「筋肉」や「心臓」が弱ってくるのと似ている。「最近疲れやすくなった」と感じて横になることが多くなると危険なサイン。

  • めんま

    怪我によって体を動かさなかったり、病後に過度に安静したり、生活の目的が無いから動かなかったりと原因は何であれ、体を動かさないことで筋力の低下や骨の弱化が引き起こされる。これを「生活不活発病」と呼ぶ。特に、高齢者に対しては、なるべく動かなくて済むようにサポートすることが多いが、それがこの病気を引き起こし、老人の生活の幸福度を下げてしまう。

  • うめ

    優しさとは何なのか。何でもかんでも、してあげる、のではなくて、一緒に楽しむ。これに尽きるのかしら。上げ膳据え膳でころころ転がるよりも、一緒に色々するのが楽しいよねっていい合えたり、また色々一緒にしようね、て目標を立てて、これはお任せするからよろしくねって、頼む事も、頼られる事も大切なのね。与えるだけでも、受け取るだけでもよくなくて、バランス。病気や怪我をマイナスに捉えずに、バランスを状況にあわせてうまくとっていく、再構築ゲームみたいに思えたら楽しいのかな。人生は一度きり。どんな状況でも楽しんだもの勝ち。

  • あこ

    生活不活発病とは廃用症候群のことだった。在宅では機能回復訓練というより、活動向上訓練という生活動作をよりよくするという視点で支援することが大切。リハビリテーションという言葉が医学の専門用語ではなく、権利・名誉・尊厳の回復という意味で古くから使われていた一般用語だったことや、生活不活発病研究の前史で、術後の早期離床・早期歩行が回復を早めるという先人の主張や戦争による病院不足や人手不足で、必要に迫られたことをきっかけに、「安静第一主義」が影を潜めたこと、更には宇宙医学との密接な関係など興味深く読了。

  • Cinejazz

    退院後の長引く「安静」による心身機能の低下、定年退職後の社会参加の希薄や日常生活の怠慢からの動作機能の低下、これら「動かないこと」が原因として発症する<生活不活病>と呼ばれる怖い病気≠フ予防と医療・介護のあり方について解説された健康啓発書。 手術を受けた後の歩行は、時間をおかずに早く始めることで、術後の回復が速く、寝たきりの弊害を予防する実証例のとおり、「動くこと」=「生きること」の「人間の本質」を忘れないよう、自身の生活様式に傾注することの大切さを教えられる。

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