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モールの想像力 ショッピングモールはユートピアか

大山顕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784860114824
ISBN 10 : 4860114825
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2023
Japan

Content Description

人はなぜモールに惹かれるのか。日本橋高島屋史料館TOKYOにて開催の「モールの想像力展」を完全書籍化。

目次 : 1 モールの想像力(モールは「街」である/ モールとは何か―その源流から考える ほか)/ 2 舞台としてのモール(座談会 『サイダー』はモールの批評である(イシグロキョウヘイ・佐藤大・大山顕)/ イオンにみせられて ほか)/ 3 ユートピアとバックヤード(対談 ショッピングモールから考える・再び(東浩紀・大山顕)/ バックヤードはユートピアだ ほか)/ 4 展覧会 モールの想像力 ショッピングモールはユートピアだ

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネジ

    ★★★★☆ モールを舞台、テーマとした作品を種々引用し、モールの魅力に迫る内容。ユートピアとしてのモールに重きを置いた時、バックヤードの存在をどう捉えていくかが、モールの今後進展のカギとなるとした。 @モールやそのフードコートで過ごした体験を共有する世代が生まれている。この世代にとって、それは世界共通である。 A伝統的な屋台ではなく、モールにこそ現代の生の大衆社会がある。 Bバックヤードを隠して成立するユートピアに違和感と、現代のバックヤードツアー(現実)を見せつけ幻想を抱けない問題は対立している。

  • センケイ (線形)

    これは専門書というより読み物に近そうだが、何しろ参照しているアニメ、映画などの作品数が圧巻であり、スプラトゥーンまでモールという観点から批評しているとは思いもよらなかった。展覧会連動の書籍といって良さそうだが、それを反映してか漫画の挿入もあれば図版も多く、観光に来た気持ちでパラパラとめくるのにもよいだろう。

  • きゅー

    高島屋史料館TOKYOで行われた展覧会「モールの想像力」展を元にした一冊。この本も読み応えのある一冊だが、せっかくならこの展覧会に行きたかった。モールは街そのものであると言い、古き良き商店街をモールが破壊したのではない、その継承者としてモールが存在するのだと説いている。そのうえでバックヤードという概念を導入し、見えない場所(モールの外側)、はざまの時間(展覧会や祭の準備の時間)を裏返して表へと現出させる。展覧会におけるその仕掛けが大胆かつ精密であったことが伺われる。ユートピアとは無時間の場所。

  • ありんこ

    アニメ映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」で、モールを吟行して俳句を作るシーンをみて、今どきな風景だと思いました。中学生のころ、出来立ての船橋ららぽーとに行って以来、今ではモールが生活に欠かせないものになっています。モールが私たちの生活や文化に与えた影響について考えさせられた一冊でした。

  • 日本橋高島屋の企画展示に追補を加えたもの。論点として特に新しいものはない(いつもの大山顕)だが引用がカラフル。『サイダーのように言葉が湧き上がる』は未視聴なのではやく観ようと思った。

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