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昭和大相撲騒動記 天龍・出羽ケ嶽・双葉山の昭和7年

大山真人

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582853414
ISBN 10 : 4582853412
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

昭和7年、「相撲道改革」を掲げた関脇・天龍が力士たちを大挙引き連れ大相撲を脱退し、新団体を立ち上げる「春秋園事件」が起こった。その人物群像と、今に引き継がれる問題を描く現代史ノンフィクション。

【著者紹介】
大山眞人 : 1944年山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、フリーのノンフィクション・ライターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ピオリーヌ

    平成18年の刊。当時は九州場所の不入りに代表されるように、相撲人気が大幅に落ち込んでいた時期。著者は、平成17年に「相撲道改革論」を打ち出した貴乃花親方の提言に感動して上梓したといっても過言でないとし、貴乃花親方のその姿は若き日の天竜三郎を彷彿とさせたという。本書では世にいう春秋園事件がメインとして語られ、コンパクトな内容もあって読みやすい。その貴乃花親方が今や相撲協会にいないことに、改めて深い喪失感を覚える。

  • お昼の書棚

    「改革を目指した力士たち」昭和初期の相撲界で、改革を志した力士たちが立ち上がり、世間を騒然とさせた事件である。関脇だった天龍は仲間の力士たち引き連れ、新相撲団体を旗揚げすると実現に向けて動いた。勇気ある行動は、はたして正しかったのか。実話の展開はやはりおもしろい。歴史は繰り返されるというが、現在の相撲界はこうした教訓から本当に改革できたのだろうかと思わず考えてしまう。

  • bittersweet symphony

    因襲にとらわれた相撲協会への不満を吐き出す形で、短期間ながら独立組織を立ち上げた天龍三郎が、最終的には協会の伝統に呑み込まれて廃業に追い込まれていく顛末を追ったノンフィクション。昭和7年にはじまった独立騒動から現代までの相撲協会の改革に力点が置かれているため、天龍三郎のその後の生き様のようなものにはあまり触れられていないのがちと残念。 独立が失敗に終わったあと満州に渡った天龍三郎、最近何度目かの再読が終わった安彦良和「虹色のトロツキー」にもほんの少しですが描かれておりました。

  • 編集兼発行人

    昭和初期の角界で起こった経営闘争と以後の影響とに関する考察。協会の膨大な既得権益と比較して著しく些少である力士達の労働環境に異議を唱えた或る関脇と半分は意気に感じ半分は逆らえずに追随した同士達とによる不意打ちとしての蜂起から合従連衡や切り崩しなど紆余曲折を経て戦中という時流の外部要因により一応の手打ちへ至る過程について往時の記録や関係者へのインタビューにより詳らかに構成。金銭が根深く絡む案件を巡る改革は当事者の尻に火が着いた状態になって漸く試みようとしても既に手遅れであること昭和も平成も変わり無しと合点。

  • うたまる

    「一個の職能人として当り前の暮らし方ができないように、相撲社会そのものができあがっている」……昭和7年、相撲道改革を唱えて力士たちが大量離脱した春秋園事件の顛末。簡単に言えば、力士の労働争議。相撲協会と力士側、両当事者の話を聞くと、どう贔屓目に見ても力士側に正当性がある。それなのに、あれよあれよという間に力士側が降参する破目に。気の毒だが、時代と国民性か。まだ多くの分野で徒弟制が残っていたはずで、自分のところにも火の粉が飛んでくることを望まない既得権益層が多かったのだろう。それに、日本人は保守的だからね。

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