反抗と祈りの日本画 中村正義の世界 集英社新書ヴィジュアル版

大塚信一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208948
ISBN 10 : 408720894X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;18

内容詳細

日本の伝統的美意識の象徴として、美しく描かれてきた舞妓像。しかしそれは本当の舞妓の姿を捉えているのか。美しく表現するだけでは、舞妓の本質を捉えたことにはならないのではないか。画家の中村正義(一九二四‐一九七七年)は、折角つかんだエリートの道を捨てて画壇の旧い体質と対決、こうして怪異な舞妓像を画き続けた。生涯、病気がちだった彼は、そのような舞妓に自らを重ね合わせ、さらに舞妓をあたかも仏画のごとく描くようになっていく…。異端の画家の生涯を見直し、舞妓像・仏画・風景画・顔の連作といったジャンルごとにその作品を解読する。初の入門書にして決定版。

目次 : プロローグ Kさんへの手紙/ 第1部 中村正義の生涯/ 第2部 中村正義の絵画、その秘密(なぜ舞妓を描き続けたのか/ 仏画と風景画の意味/ 顔の画家)/ エピローグ Kさんへの第二信

【著者紹介】
大塚信一 : 1939年生まれ。63年、岩波書店に入社。「思想」や岩波新書、その他の叢書や講座シリーズの編集を担当。「へるめす」創刊編集長を経て、97年から2003年まで代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • koji さん

    自宅近くに「中村正義の美術館」があり、気になって手に取りました。代表作<舞妓三部作>を始めグロテスクな作品が多く、主として(舞妓、仏画、風景画、自画像画)を描きましたが、その他に、写楽研究、映画【怪談】の源平海戦絵巻を手掛ける等多才です。しかしスキャンダルも多く、本人も結核、癌等終生病魔に苦しめられる波乱の生涯です。その一生をどう評価するか。著者は<祈り>と言います。私なりの解釈では、病が肉体を冒す時、その表象はグロテスクになる一方で、その内面は澄み切っていくという事と感じました。一度美術館に行ってみます

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