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「老後不安不況」を吹き飛ばせ! 「失われた25年」の正体と具体的処方箋 Phpビジネス新書

Kenichi Ohmae

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569835716
ISBN 10 : 4569835716
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
March/2017
Japan

Content Description

老いも若きも老後や将来が不安でたまらないから、お金を貯め込む。人々がお金を使わないから景気はどんどん悪くなる。日本経済長期低迷の正体は、「老後(将来)不安不況」なのだ。その証拠に、この25年間で日本の個人金融資産は700兆円も増えた―そう語る著者が、国民の老後不安を払しょくし、日本経済を再浮上させる具体策を示す。あわせて、お金の不安が消えるマネー&ライフプランの立て方も指南。日本と自分の未来に希望が湧く一冊。

目次 : 第1章 問題提起編 「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だ―世界に例のない「低欲望社会」に、二十世紀型の経済政策は通用しない(アベノミクスの“六本の矢”はすべて失敗だった/ 「異次元の金融緩和」の結果は惨憺たるもの/ 間違った政策をこれ以上「前へ」進めてはいけない ほか)/ 第2章 問題解決編1 政府 老後不安を払しょくするために、政府は何をすべきか―「効果的かつ実現可能な解決策」はこれだ!(「いざというときは国が責任をもって面倒をみます」と宣言する/ 「老後のお金の不安」を取り除く専門家を国が養成する/ 「資産からキャッシュを生む方法」を、国は高齢者に教えよ ほか)/ 第3章 問題解決編2 個人 国が滅んでも、こうすれば個人は不安なく生きられる―人生を最高に楽しむための「マネー&ライフプラン」の立て方(老後資金が不安なのは、「バランスシート」をつくっていないから/ 四十代、五十代は資産運用の勉強をいますぐ始めよ/ 株式投資よりも若手起業家を応援するベンチャー投資 ほか)

【著者紹介】
大前研一 : 1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院で博士号を取得。(株)日立製作所を経て、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、本社ディレクター、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長などの要職を歴任し、1994年に退社。独立後は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院教授、スタンフォード大学ビジネススクール客員教授、オーストラリア・ボンド大学評議員兼教授、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授などに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • slider129

    低迷する日本経済へ、大前さんらしいツボを得た提案が小気味好い一冊。米国と違い、いくらマイナス金利と言う劇薬で市場に円を流しても、一向に日本経済が好転しない状況を”低欲望社会”故と診断したあたりはさすがだなと思わせます。この本を読む限り、安倍さんの時代が長く続けば続くほど日本経済の復活は先送りになる予感がします。遅れるだけならともかく、国債を発行し続けているうちに国債価格の暴落からデフォルトに陥ることがないようにはしてもらいたいね。また、最近の大前さんは”アイドルエコノミー”をキーワードにしているようだな。

  • カレー好き

    大前研一さんによるアベノミクスへのダメ出し。将来への不安により「低欲望社会」となった日本。平均3500万も貯金を残したまま死んでいくという。車も家も負債という考え方。お金使わなくなったもんなー。年金もある。生活保護もある。何とかなるハズがみんな不安で抱え込む。やっぱり政治の責任と思います。個人としてはお金を生み出す技術を磨くこと。スーパーインフレにも備えを。☆4つ

  • まゆまゆ

    日本経済の長期低迷の原因は、国民の「老後・将来不安」である。老人たちは根拠のない「いざというとき」のために約3500万円をため込んだまま死んでいく。この溜め込んでいるお金を使わせるための政策こそが今の日本には必要である。そもそも欲しいものがない低欲望社会の日本に、高欲望が前提のアメリカ流の経済学を持ち込んでも全く効果がない、とはそのとおり。

  • 優秀なリーダーの共通点は、一つのことしか言わないということ。そのためにも根本的問題は何かを徹底的に探る能力が必要。バブル崩壊から25年間で国民の金融資産は700兆円以上も増えた。そのお金を持っているのは圧倒的に高齢者である。老後への不安が消費を抑えることが問題と考える。不安を取り除くことが1番必要で、そのために人生の楽しみ方を国が積極的に取り組むことが大事。ポール・クルーグマンが白旗をあげた日本経済の消費の中心はお一人様ということだ。

  • カルロ・イータン

    久しぶりに読んだ大前さんの著書。相変わらずわかりやすくタメなる。庶民の目になって問題の解決方法を提示してくれるからだ。国の問題も提示してくれているが、「国」が老後に救いになるとは思えない。そこで、大前さんが提示してくれた、一人一人にできることが生きてくるのだ。まずは大前さんが絶対にやってはいけないことの一つに挙げていた普通預金にため込むことからやめようと思う。

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