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怪獣殺人捜査 高高度の死神(予)

大倉崇裕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784576241258
ISBN 10 : 4576241257
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

怪獣省の予報官・岩戸正美は、予報班のエースとして活躍していたが、岩戸をもってしても不可解な事件が発生することがある。本作では、岩戸が搭乗する飛行機で殺人事件が発生、混乱の中、飛行怪獣が姿を現す。無事に着陸できるのか? また別日にはロシアに現れた二種の怪獣が兵器庫を襲い、一種が核をのみ込んで日本に向かっているという。妨害を乗り越え、怪獣を特定できるのか? 『殲滅特区の静寂』に続く、シリーズ第二弾!

【著者紹介】
大倉崇裕 : 1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年、「三人目の幽霊」で第四回創元推理短編賞佳作を受賞。98年、「ツール&ストール」で第二十回小説推理新人賞を受賞。2001年、『三人目の幽霊』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    前作『殲滅特区の静寂』は怪獣との戦いが物語の中心だったが、続編の本書では怪獣省と他官庁との政治抗争が前面に出てくる。怪獣殲滅のめどが立ちつつある状況を見据えて怪獣省を押さえつけたり作戦を失敗させようと動くのだ。そんな上部の争いをよそに、岩戸予報官と船村捜査官の最強コンビは粛々と任務をこなしていく。結果として国交省、外務省、警察庁を叩きのめし、怪獣省は怪獣並みに権力を肥大化させていく。一方で怪獣殲滅をすべてに優先させたため、国民生活がすさみ歪んでいく有様も描かれる。特殊設定と社会派の融合が効果を上げている。

  • yukaring

    これぞエンタメ、大好きなシリーズの第2弾。のっけから飛行怪獣の殲滅作戦にもうワクワク。怪獣大国の日本を守る怪獣省のエース予報官・岩戸正美。怪獣の動きを予想し作戦を立てるスペシャリストだが、怪獣を隠れ蓑にした事件や権力闘争になぜか巻き込まれてしまう。飛行機の中の殺人、核を飲み込んだ怪獣を特定する「赤か青か」7年前の放火殺人の謎。そしてそんな事件に必ず現れる警視庁特別捜査室の船村、別名死神。神出鬼没な彼と正美の凸凹コンビもすっかり板についた感じ。果たして本当に恐れるべきは敵は怪獣か、そこが問題。

  • nobby

    いやはや完全に前作を、そして圧倒的に期待を超越してきた!怪獣登場にニヤリながら殲滅に導くまでの至近距離とか究極の選択など緊迫度が半端ない!!そうしていると、いつのまにかミステリしっかり堪能してる不思議(笑)さらに今度は国際問題や冤罪なんてテーマにまで踏み込むのがスゴ過ぎる...さすがにもう騙されない老年刑事のヒーローぶりはワクワク心地よい!いや、他にも聞き覚えのある人物を絡めるのも本当に上手い!!それにしても、倒される宿命の怪獣達の哀愁に比べて、ヒトたる存在による浅はか身勝手さは恐ろしくも愚劣極まる...

  • 怪獣よりも人間のほうが怖いですね。SF要素よりもミステリーの要素が濃く出てました。

  • 雪紫

    「怪獣に目を向けてる場合?いなくなった時の情勢の方見ないと。」と言いたげに怪獣が日常化し、減少した今、現場で奮闘する人間を尻目に国や権力を握ろうとする醜い輩が次々湧いてくる。物語だから悪党はスカッと制裁されるけど船村さんが行動してなかったら・・・と思うとゾッとする。この物語を通して得た今は果たして大丈夫なのだろうか。シリーズとして世界の幅がひろがるこの世界、まだまだ怪獣は必要に思えて来たのが怖い(いや怪獣いたからこうなったんだけど)。体は人間、心は怪獣。お気に入りは1話。これが一番ハラハラした。

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