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水月伝 句集

大井恒行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784781416489
ISBN 10 : 4781416489
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

◆最新句集
句集『水月伝』は、現代俳句文庫『大井恒行句集』(一九九九年一二月)以後、二〇〇〇年から二〇二三年に至る二三年間の作品から選びとった。

ボクのこれまでの単独句集はすべて故人に捧げられている。
本句集もまた、大泉史世と救仁郷由美子に捧げたいと思う。

◆作品紹介
明るい尾花につながる星や黒い骨
〈近い帰国(スコーラダモイ)〉いくたびも聞き日本海
光の粒の蘇生す済州島(チェジュド)ヤブツバキ
^野は風の道なり風の道
触れているこの世の手には地震の風
原子炉に咲く必ずの夏の花
叫びは立ちこめ土砂より速く飲み込む海
鳥かひかりか昼の木に移りたる
雨を掬いて水になりきる手のひらよ
くるぶしを上げて見えざる春を踏む

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 門哉 彗遙

    鉱石を割って作った刃物のような硬質で鋭利なものを感じる俳句だった。カッコ良すぎる。骨太すぎて僕には到底真似はできない。 ・東京空襲アフカガン廃墟ニューヨーク ・凍ぬため足ふみ足ふむ朕の軍隊 ・多喜二はピエタ神も仏もなきと母(セキ) ・雨を掬いて水になりきる手のひらよ ・彩(だ)みかえす落暉に遊べ遠鷺と ・呼べど帰らぬ片白の舟 海や山 ・行方わからぬ光放てり手の林檎 ・炎天に問う歩きてさらに問う ・人にのみ祈る力よ 日よ 月よ ・生涯に書かざる言葉あふれ 秋

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