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死者殺しのメメント・モリア メディアワークス文庫

夢見里龍

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784049140583
ISBN 10 : 4049140586
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan

Content Description

死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともにあるものを捜し旅をしていた。シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた―。

【著者紹介】
夢見里龍 : 第26回電撃小説大賞に応募した『死者殺しのメメント=モリア』が最終候補作となる。惜しくも受賞を逃したものの、美しい繊細な筆致と世界観が絶賛された応募作を改稿し、満を持してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しぇん

    死者を殺す少女が時と場所をかえ彷徨う短編連作。美に拘った物語で、文章なども非常に凝られていたので、その分読み難さもありました。続けようと思えれば続けれそうですが、ここで終わっていても問題ない作りなのでどうなるか

  • 虚と紅羽

    ふわっとしているのに重い、な印象。地の文の言葉の装飾が多すぎて個人的には合わない。六割くらい読み飛ばしました。 シヤンは結局なんなんだ。固定観念ではない存在、とすると『死』ってわけでも無さそうだし。その時点で人間の理解出来る範疇に固定・定義付けをしているわけだからね。世界の機構そのものとか?ともあれ姫様とのやり取りが好きだし、食べない系が多い中いっぱい食べるの可愛い。 ふと思ったけれど、この時間移動に矛盾は生じないのかな?過去を少し弄ったところで最終的に元の未来に収束するタイプの世界なのか。

  • なみ

    死者を葬る少女、モリアと、死神のシヤン。2人が時間と空間を渡りながら、あるものを探す話。 雰囲気がすごく好きです。 ダークで美しくて、強くてミステリアス。それにマッチした言葉の選び方も素敵でした。 死は平等である。彼女は死者しか殺さない。 主人公のモリアが真っ直ぐなところも良かった。 あとはなんといっても2人の関係です。シヤンの"姫様"呼び、控えめに言って最高……。

  • 半熟タマゴ

    死神と契約し永遠の命を得た少女は強大な力を持つ死神を従え、とある目的のために旅をする。死してなお彷徨い続ける死者を弔う哀しくも優しい物語でした。絶妙なバランスで成り立ってるモリアとシアンの主従関係がたまらなく愛おしかったです。

  • サキイカスルメ

    強い想いは枷となって死者を縛る。それを解放する死者殺しの少女と付き従う死神のファンタジー。良かった……!!事件ごとに色々な時代を渡っていき、最終的にヒロインモリアの望みに迫っていく内容構成が面白かったです。最初のお話でぼろ泣きでした。やはり愛よね、愛。死神シアンとの関係性も好きでした。人ではない何かと、それを十分に理解した上で隣にいることを望む少女、そして全てを捧げる終わりの約束、好きでした。

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