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逆境 大正警察 事件記録 講談社文庫

夜弦雅也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065370025
ISBN 10 : 4065370027
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

明治の末に刑事課の大改造を行われ、大正時代になると警視庁ではやっと科学捜査が始まった──熱血刑事の事件簿・書下ろし警察小説!(仮)

【著者紹介】
夜弦雅也 : 福岡県出身。愛媛大学理学部生物学科卒業。2021年、歴史冒険小説『高望の大刀』で第13回日経小説大賞を受賞して作家デビュー。翌’22年、同作品で第5回細谷正充賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • KAZOO

    警察の事件ものですが時代が大正初期ということになっています。主人公は生一本のまじめな感じの若手刑事ですがそれなりに実績を上げてきて本部に所属しています。東京青梅で少女絞殺事件が起きます。そこで所轄と本部の対立があってそれぞれに事件を追うことになります。やはり時代性があり今の刑事ものになれた私には調査などの方法などまどろっこしさを感じます。事件は解決するもの主人公は納得せず自分で事件を調べていきます。ここからが本筋のような感じで進んでいきます。

  • えみ

    失ってはいけない執念、犯罪を憎み不正を許さない正義の人。虎里武蔵、どんなに不利でも逆境に立ち向う闘志と志が彼こそ本物の刑事だと証明している。諦めない犯人のふてぶてしさと諦めない刑事のしぶとさの持久戦。6歳少女殺害事件×「指紋捜査」の結末は…。大正時代の警察で横行する荒ぶる暴力と、その隣で血の沸き立つ捜査を行う警察。どちらも時代を映し出し興味深かった。今でも事件現場で採取された指紋は重要度の高い証拠。武蔵は事件解決を左右する指紋に関して疑問点と信頼度を瞬時に見極め、証拠に振り回されない刑事の鑑の男だった。

  • ☆Ruy

    明治から大正の科学捜査過渡期の事件簿。主人公の虎里武蔵は夏目漱石の坊っちゃんみたいな人。1件の少女殺害事件が大きな事件に。大正時代の警察の三種の神器はもはや冤罪メーカー。今流行りの決めつけ刑事そのもの。虎里は鋭い刑事だけどなんか要領悪い。後半そのせいでちょっとイライラ。他の作家さんの本でも変態について学ぶ主人公のがあったけれど、この時代の変態の意味が今の変態とはちょっと違う。 立川が出てきて、気分が盛り上がってあっという間に読み終わってしまった。作品内に地元が出ると嬉しくなってしまう。

  • 紅羽

    舞台は明治十四年。都内で発生した連続幼女殺害事件を解決に導くべく、最新の捜査「指紋捜査」を武器に虎里武蔵刑事が挑むミステリ作品。撹乱されるように犯人の目星が二転三転し、最後の最後まで気を抜けない展開が面白かったです。

  • オオイ

    大正 2年 西多摩で少女殺害事件を追う若手刑事、連続事件として調べるも各種の問題をへて真実へ、ま〜暇つぶしにはなった。

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