「アラブの春」とは一体何であったのか 大使のチュニジア革命回顧録

多賀敏行著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784653043690
ISBN 10 : 4653043698
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
追加情報
:
242p;19

内容詳細

衝撃体験の全記録!―歴史の一頁として現代・未来の社会への警告として残すべき記録である。

目次 : 現地日本大使が見たチュニジア革命(二〇一一)(チュニジア革命の要点(二〇一三年四月に記す)/ 兵士二名が日本大使公邸の敷地に侵入(二〇一一年一月一七日に記す)/ チュニジア革命(二〇一一年一月十四日)と緊急事態対応を通しての筆者の所感(二〇一一年二月八日に記す―革命の三週間後である)/ チュニジア史上初めての民主的選手(二〇一一年十月二十三日)を控えて書いた所感(二〇一一年十月十九日に編集)/ チュニジア離任時に思ったこと(二〇一二年十一月に記す))/ チュニジア革命前夜(「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアの「ジャスミン革命」―当時の「分析メモ」を読みながら「ジャスミン革命」前夜にタイム・スリップしてみる/ ウィキリークスで明らかにされた米国の外交電報―チュニジア革命(二〇一一)前夜/ 英国ケンブリッジ大学における学問と生活―ある日本人留学生の回顧録)

【著者紹介】
多賀敏行著 : 大阪学院大学外国語学部教授、中京大学国際教養学部客員教授。1950年、三重県松阪市で生まれる。名古屋の東海高校を卒業して、1969年、一橋大学法学部入学。1974年に卒業、外務省に入省。1977年、ケンブリッジ大学よりLL.M(法学修士号に相当)取得。国連日本政府代表部の一等書記官や本省国内広報課長、そして天皇陛下の侍従を務めて、2009年から2012年まで駐チュニジア大使を務める。在任中に「アラブの春」の先駆けとなったチュニジア革命に遭遇。その後、駐ラトビア大使を務め、2015年12月に外務省を退官。2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプリント さん

    チュニジア革命が起きた際に大使を務めていた方の回顧録です。緊迫した情勢と大統領一族の横暴が伝わってきます。後半は唐突に著者のケンブリッジ大学時代の回顧録が始まります。こちらも知らない世界が垣間見れて面白かったですが。

  • の さん

    著者が在チュニジア大使経験末期に経験したチュニジア革命と、それにまつわる思い出を語るルポタージュ。「アラブの春」の発端となったジャスミン革命は軍事独裁を布いていたベンアリ大統領が反政府デモの影響で亡命したことで起こったが、その詳細を著者は「分析メモ」の形に記した。当初はアラビア諸国の中では比較的経済が安定していたチュニジアでは軍事政権が倒れるのは難しく思われながらも、南北の格差と暴動の初期対応の失敗など政権側の対応が革命に結び付いたと結論付ける。銃撃戦の中、仕事をするため大使館から脱出するのがハイライト。

  • かにーじゃ さん

    著者はチュニジアで革命があった時に、チュニジア大使館に勤めていた大使。 革命前後の状況が良くわかる。(が、繰り返し同じことが述べられている部分も多く、冗長になっている感もある) アラブの春のきっかけになったと言われるチュニジア革命が、「それほどスゴイ事が起こったわけではない」という著者の意見は意外だが納得できた。 本書を読んでいる最中に、ガザ―イスラエルの激戦が始まり、色々な事を考えながら読み終えた。

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多賀敏行著

大阪学院大学外国語学部教授、中京大学国際教養学部客員教授。1950年、三重県松阪市で生まれる。名古屋の東海高校を卒業して、1969年、一橋大学法学部入学。1974年に卒業、外務省に入省。1977年、ケンブリッジ大学よりLL.M(法学修士号に相当)取得。国連日本政府代表部の一等書記官や本省国内広報課長

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